オタクアミーゴス3(96/2/24)


 ロフトプラスワンの目玉企画としてすっかり定着した「オタクアミーゴス」! この日も更に場内満員の大盛況。
 今回の演目は、

【唐沢秘蔵音源2本】
 舟木一夫の新宿コマ劇場公演用に作られた、かの渡辺宙明先生作曲による「児雷也」のテーマソング。もちろん宙明節全開、アニメ・特撮ヒーロー番組のOPそのものの
 曲調で燃えるぅ! CD未収録の超レアアイテム。
 もう1本は「仮面ライダー」のボツ挿入歌「ショッカーロック」のデモテープ。ロックとは名ばかりの、ヘナヘナ音頭調ソング。「ショッカー、ショッカー、またショッカー」のマヌケな響きが耳に残る迷曲。ボツになったのもうなづける。

【ザ・シンプソンズ入門】
 特別ゲスト、はーらんえりすん講師をお招きし、アメリカの超人気アニメ「ザ・シンプソンズ」の入門編と解説。かの「恐竜家族」を越えるブラックなギャグ。過激な劇中劇「イッチー&スクラッチー」に場内大ウケ! あまりの好評に独立公演決定!

【トンデモソノシート紹介】
 ここでまた音ネタ。かつて朝日ソノラマ等から出ていたソノシートドラマには2タイプあって、一つは原作のアニメや特撮に忠実なモノ。もう一つは「怪獣図鑑」の付録に多い、全然原作に忠実じゃないモノ。もちろん面白いのは後者。
 この日紹介したのは、「ゴジラ・ラドンVSエビラ・キングコング」。今や人類の味方となったゴジラとラドンは東京湾の埋め立ち地で働いている(!)。そこへエビラとキングコングが挑戦してきて…、といった内容。ゴジラとラドンが喋る(声優は田中信夫と富田耕生)、敗走するキングコングを評して「まるでアベベのようです。早い早い!」と粋なナレーションと聞きどころ多し。
 ラストは「埋め立て地に行ってご覧なさい。きっとゴジラたちがいますよ」で締め。
 んなわけあるか!(笑)
 もう一本は「サンダ・ガイラ・ラドン・ゴジラVSキングギドラ」(すげぇ組み合わせ)。サンダとガイラの兄弟喧嘩のため、三浦町が壊滅の危機に直面する。困った人間たちは喧嘩を仲裁させる為、眠っていたゴジラを特殊レーダーでたたき起こす。ゴジラの叫びでラドンも目覚め、空を飛んで先に三浦町に到着する。…が、短気者のラドンは喧嘩を止めるどころか更にあおってしまう。そこへ宇宙からキングギドラも飛来し(安直な展開)、大混乱に…。最後にやっとゴジラが到着して、火炎攻撃で事態を収拾。「やっぱりゴジラは怪獣の王様じゃ。」でオチ。(笑)

【インターネット・大バカサイト写真集】
 アメリカの一流大学を初めとする、世界のアニメファンの作ったホームページ紹介。
 組織の名前の略称が「BAKA」だったり、英語に混じってカタカナで、「アニメ」とかローマ字で「OTAKU」とか入ってて爆笑。スゴイのはクロアチアのホームページ! 戦乱の中でもオタク魂は不滅なのね。ちょっと感動モノ。

【メキシコ産サイテーホラー映画】
 サイテー映画の世界でも、「コレに手を染めたらもうおしまい」と言われるメキシコ物ホラー映画を2本紹介。いい加減なストーリー、適当な演出、ぞんざいな作りモノ…。コレを見ちゃうと「エド・ウッドなんてマシな方なんだ」というのが実感できるぞ!

【ファイティングマン2】
 シメはやっぱしコレしかない。韓国産おマヌケヒーロー物のPART2。
 …が、「2」といいながら実際は「1」の未使用フィルムをテキトーにつなぎあわせてデッチあげたシロモノ。いわばクズ映画から更に切られたクス部分。とほほほー。
 (まぁ、いかにもファイティングマンらしいPART2と言えるが…)


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