こんにちは。今日ものんびりブログを書いているブログ主です。
今回はいつも読んでいる法律の本を紹介します。なかなか
いい本ですよこれ。
中古価格 |
アニメキャラの行動を法律の視点から考える
法律と、アニメ。本来であれば絶対的に交わらないこの二つ。
この二つの要素を取り入れつつも、法律の解説を丁寧に教えて
くれる本になります。
なおこの本は民法、刑法、憲法の三つの視点からアニメを見た
ものになっています。
この本の作者さんは、同人関係の方なのですが、
魔法少女まどかマギカを法律の面から救えないかと
考えた(どうしてそうなった)らしくこの本を作る
以前からまどマギを法律から見た視点の本を
書いている方です。
このかたのブログははてなダイアリーにあるので、
時間がある方は見ていくことをお勧めします
この本に載っていない事例もたくさん書かれています。
(面白いのは緋弾のアリアの考察とまどマギ関係)
なぜこの本を買ったのか?
面白さというよりかは自分のアニメへの楽しみ方を広げるため。
それと法律を勉強していくことで法律関係の資格を最終的に
取得したいという密かな野望もあります。
法律の本って理系の本よりもとても難しいので読んでいて飽きる
のですが、この本を読んでからはそんなんでもなくなりました。
それとアニメキャラたちの行動を法律に当てはめてみるという
新しい楽しみ方をこの本から学びました。まあ他人に話したり
はしませんがね(話すと絶対野暮だろとかツッコミが来る)
でも法律の解釈によって救われるキャラが発見できると
いうのはなかなか楽しいことです。妄想であのキャラを
裁判所に引っ張り出すとかね。(特にQB)
それでこの本で一番感動したのは
あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない(通称あの花)
というアニメの法律的考察です。
(法律の基礎部分の章にあります)
私は幽霊でも結婚したい!(byめんま)
主人公のじんたんと、ヒロインで幽霊(死者)のめんまは
結婚することができるのか!?という考察は個人的に
感動しました。
そしてこの考察で初めて
類推(類似している法律を推認(当てはめる?))
という言葉を知りました。
そして僕もこの子達を救えないか調査してみたところ
この本では書かれていませんが、実際フランスでは
死者との結婚
(冥婚と言います)
が国民の権利として認められており。
生前に婚約していてなおかつ仏(フランス)大統領の許可が
下りれば(その前にも審査あり)死者と挙式をあげ、結婚
することができます。実際年に1〜2回ケースがあるようです。
(フランス民法171条より)
共和国の大統領は 将来結婚するはずであった
男女どちらかが亡くなった場合 それが重要なケース
である場合 公式に結婚を認めることができる(略)
(ウィキペディア 冥婚より抜粋)
実際そんなケースがあること自体驚きですが、実際に
挙式まですることができるとは、なんとも感動的ですね。
しかしここは日本。じんたん達にフランス移住したら
なんて簡単に言えません。
そこでこの本では、めんまを人に近い存在として
類推(るいすい)し、メンマは事実婚の関係にある
という事実を当てはめていくのですが
そこがやはり僕ら素人にはわかりづらい部分だなーと
読んでいて感じます。難しい。しかしきちんと当てはめて
いくことでめんまを救える?という素晴らしい結論を
みちびきだせるところはすごいと思う。
膨らむ妄想
もちろん他にも例はありますが、まどマギの章は他の
魔法少女アニメにも当てはめられるところがあるのかなー
と個人的に感じました。
例えば某ニチアサのアニメとか。新幹線の英語アナウンスの人
が魔法の杖のアニメとか。あれ法律的にどうなのと考えていくと
また違った一面が見えてきます。
なんにせよこの本かなり面白いので、機会があったら
読んでみるのをお勧めします。
今回は以上になります。次回もお楽しみに。