容疑者の鑑定留置を請求 地検 /静岡
毎日新聞
静岡市葵区美川町の市営団地の一室で、韓国籍の野田福子(本名・鄭福順)さん(当時77歳)が殺害されているのが見つかった事件で、静岡地検は19日、野田さんの次男で殺人容疑で送検された野田直義(本名・金正徳)容疑者(52)の鑑定留置を静岡簡裁に請求し、認められたと明らかにした。期間はおおむね3カ月。
直義容疑者は3月中旬、刃物のようなもので自宅にいた福子さんの顔や首などを複数回突き刺し殺害したとされる。捜査関係者によると直義容疑者は「カッとなった」と容疑を認めているものの、精神的に不安定な部分もあったとみられる。
地検は事件当時の精神状態などを調べ、刑事責任能力の有無を判断するとみられる。【早川夏穂】