──
熊本市は、先にボランティアの受付をするようになった。
→ 熊本市でボランティア募集
これはそれでいいのだが、一方で、個人が支援物資を渡すのを禁じている。
個人での支援物資の持ち込み
熊本市の指定避難所への
個人での支援物資の持ち込みは断られます。
市から避難所の運営にNGが出たそうです。
私もミネラルウォーターと生理用品を大量に持参しましたが断られました。
( → スザンヌのブログの読者コメント 119 )
ふうむ。何らかの事情があって、物資の受け入れを禁じているようだ。「ま、そんなものか……」と思ったが、被災者の声を見たら、ビックリだ。
《 熊本に水、支援物資を届けてください!お願いします! 》
全国のみなさん、熊本市民を助けてください!
熊本市に水などの支援物資を届けてください!
水が一番助かります。実家が熊本市にあるのですが、飲料水、米を炊く為の水がぜんぜん足りません!
食料も自治体からは、ほとんどいきわたっていません。2時間以上暑い中並んで1日1家族で水1本、おにぎり2個という人や、まったく手に入らない人も沢山います。熊本市の一部の人たちだけが足りないのではなく、誰に連絡しても水がほとんどありません。
母や義理両親、兄弟、友人、親せき・・・熊本に住む大事な人たちが、飢え、乾きと戦っています。電気がなんとか使えるようになった家庭でも、ほとんどが水がにごっているか、断水しています。
( → ミニマリスト子持ち主婦 2016/04/19 )
水は生死に関わるもので、最も必要性の高いものだ。また、エコノミークラス症候群にならないためには、絶対に必要だ。「こまめに水を取ることが予防になる」と医者も述べている。
だからこそ、支援者は、大量のミネラルウォーターを避難所に持ち込んだ。ところがそれは、受け取り拒否された。なぜか? 個人の持ち込みは不可、というふうに熊本市が命令したからだ。
ではなぜ、熊本市はこういうふうに命令したのか? はっきりとはしないが、たぶん、「管理ができないから」という理由だろう。「人手不足だし、管理ができないから」と。
しかし、管理ができなければ、勝手に分配すればいいのだ。たとえ不公平であろうと、分配すればいいのだ。
なのに、不公平であることを恐れて、管理できない状態での配布を拒んだ。……これはまさしく、前々項で述べたことの、そのまんまだ。
公平に配分しようとすると、公平にできないときには配分そのものができなくなる
( → 物資を不公平に分配せよ )
──
避難所では、エコノミークラス症候群で、死者が出た。
→ エコノミークラス症候群で初の死者 熊本
さらに被害は拡大している。
→ 14人がエコノミークラス症候群、女性3人重体
水を飲めないという状態では、当然のことだろう。そして、それは、熊本市が水の受け取りを禁じているからなのだ。全国の人々がいくら水を持ち込んでも、熊本市が門前払いしてしまうのだ。
──
熊本市民は、暴動を起こした方がいいね。さもないと、どんどん死者が出るぞ。
水なしで生きていけるか?
( ※ だから、死にたくなければ、さっさと疎開するべきなのだが。→ 地震のあとは疎開を 2 )
仮に水が十分供給されたとしてもトイレを使うのが不便だと摂取を我慢してしまうことが間々あります。
男女比が詳細にわかりませんが、重症者に女性が多いということがこの事態を示唆しているように思います。女性はトイレに時間がかかるし、なかなか立ちションというわけにもいかないでしょうから。