化血研が地震被害 ワクチンなど全製品製造できず
熊本市にある医薬品メーカー「化血研」は、一連の地震で製造設備に被害が出たためおよそ80種類に上るすべての製品が製造できなくなりました。再開の見通しは立っていないということです。
熊本市にある医薬品メーカー「化血研」、「化学及血清療法研究所」によりますと、今月14日からの一連の地震で、熊本市北区や菊池市それに阿蘇市の製造拠点で、排水管が破断するなどの被害が出たということです。このため、ワクチンや血液製剤それに動物用の医薬品の、合わせておよそ80種類に上るすべての製品が製造できなくなっているということです。
化血研は、国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造し、不正を隠すために製造記録を偽造するなど組織的に隠蔽を図っていたとして、来月6日まで業務停止処分を受けていますが、ほかに代替できるものがない一部のワクチンや血液製剤は製造を続けていました。化血研は設備の復旧作業を進めていますが、今のところ製造を再開する見通しはたっていないということです。
製造ができない製品には、需要が高いA型肝炎ワクチンや狂犬病ワクチンも含まれていて、化血研は「在庫の量などについて調査を続けていて、対応を急ぎたい」と話しています。
化血研で医薬品の製造ができなくなっていることについて、厚生労働省は「現地では職員も被災し、すぐに製造が再開できない状況だと聞いているが、医薬品の在庫はおよそ半年間分あるので医療現場への影響はないと考えている」と話しています。
化血研は、国の承認とは異なる方法で血液製剤を製造し、不正を隠すために製造記録を偽造するなど組織的に隠蔽を図っていたとして、来月6日まで業務停止処分を受けていますが、ほかに代替できるものがない一部のワクチンや血液製剤は製造を続けていました。化血研は設備の復旧作業を進めていますが、今のところ製造を再開する見通しはたっていないということです。
製造ができない製品には、需要が高いA型肝炎ワクチンや狂犬病ワクチンも含まれていて、化血研は「在庫の量などについて調査を続けていて、対応を急ぎたい」と話しています。
化血研で医薬品の製造ができなくなっていることについて、厚生労働省は「現地では職員も被災し、すぐに製造が再開できない状況だと聞いているが、医薬品の在庫はおよそ半年間分あるので医療現場への影響はないと考えている」と話しています。