NY州 トランプ氏、ヒラリー氏ともに圧勝
共和と民主党の候補指名争い 予備選が投開票
【ニューヨーク國枝すみれ】米大統領選に向けた共和、民主両党の候補指名争いは19日、東部ニューヨーク州予備選の投開票があった。CNNテレビによると、共和は実業家ドナルド・トランプ氏(69)、民主はヒラリー・クリントン前国務長官(68)が圧勝した。
今月26日には、コネティカットなど東部5州での予備選が控える。指名争いをリードしてきたトランプ、クリントン両氏は、地元ニューヨーク州での勝利を弾みにしたいところだ。
両氏は19日夜にそれぞれマンハッタンで集会を開き、トランプ氏は「素晴らしい夜だ」、クリントン氏は「私は前進を続けていく」と勝利を祝った。
トランプ氏は今月5日の中西部ウィスコンシン州予備選でテッド・クルーズ上院議員(45)に大敗したが、大勝したニューヨーク州では95人の代議員のほとんどを獲得する可能性がある。ただ指名獲得のために全代議員の過半数を確保するには、残る予備選に割り当てられた代議員数の6割以上を獲得する必要がある。
クリントン氏は最近、バーニー・サンダース上院議員(74)に7連敗していたが、大票田のニューヨーク州を押さえ、指名獲得に向けて前進した。