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気象庁「収まる気配は見えない」 余震683回

地震で倒壊した住宅=熊本県益城町で2016年4月20日午前9時14分、兵藤公治撮影

20日午前11時まで M3.5以上の回数は過去最多ペース

 熊本、大分両県で14日から続発している地震で、気象庁は20日、震度1以上の地震が同日午前11時までの累計で683回を記録したと発表した。このうち熊本県熊本地方で発生したマグニチュード(M)3.5以上の地震は同8時半現在で197回を記録。2004年の新潟県中越地震(M6.8)を上回り、過去最多ペースとなっている。

 19日夕から夜にかけて熊本県八代市で震度5強や5弱の地震を観測した。活動範囲は布田川(ふたがわ)断層帯と、日奈久(ひなぐ)断層帯の一部で、さらに北東や南西方向に広がる動きは見えないという。今後の見通しについて、同庁の青木元・地震津波監視課長は「20日に入ってもまだまだ活発な状態が続き、収まる気配は見えない」と述べ、強い揺れへの警戒を呼びかけた。

 同庁によると、熊本地方は21日朝から雷を伴う激しい雨が降る可能性があり、22日午前6時までの24時間で100〜150ミリの雨が予想されている。1時間あたりの雨量は多いところで50ミリと見込まれ、「土砂災害や強風などに厳重に警戒を」と呼びかけている。【千葉紀和、円谷美晶】

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