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愛知刀剣女子、本物に満足 徳川美術館で5月17日まで
刀を擬人化したキャラクターが登場するインターネット上のゲーム「刀剣乱舞」を楽しむ女性たちに、実物の刀を見てもらおうと、名古屋市東区の徳川美術館で十九日、ゲームに登場する刀四振りの公開が始まった。五月十七日まで。 公開されているのは十三、十四世紀に作られた国宝の短刀「後藤藤四郎」、国重要文化財の刀「本作長義(ほんさくちょうぎ)」と脇差し「物吉(ものよし)貞宗」、脇差し「鯰尾(なまずお)藤四郎」。 鯰尾藤四郎は、戦国時代に織田信雄が豊臣秀吉に寝返った重臣に腹を立て、刺し殺したことで知られる。その後、怒った秀吉が信雄に戦を仕掛け、家康も参戦する小牧長久手の合戦に発展した。 刀剣乱舞などをきっかけに刀のファンになった女性たちは、世間で「刀剣女子」と呼ばれる。美術館がツイッターで四振りの一斉公開を告知すると、すぐに「楽しみ!」などと一万二千を超える書き込みがあった。 刀剣乱舞のキャラクターを好きになり、名刀を初めて見に来た名古屋市北区の会社員女性(24)は「本当にきれい」。大阪から日帰りで訪れた三十代の会社員女性も「歴史があるので、それぞれの刀に思いをはせられる。今後は鍛冶屋の刀工も訪ねていきたい」と満足そうに話した。 美術館には五百振りの刀が所蔵されており、五月十七日以降も、さまざまな刀を公開していく。 四振りの公開の入場料は一般千二百円、大学・高校生七百円、小中学生五百円。(問)徳川美術館=052(935)6262 (中村優子、伊藤隆平) PR情報
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