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浜岡原発、冷温停止に1日半ずつ 4・5号機

2011年5月9日23時52分

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 浜岡原子力発電所の停止を決めた中部電力は9日、稼動中の4、5号機の停止までの作業について明らかにした。

 まず、約300度の高温で運転中の原子炉内に中性子を吸収する素材でできた制御棒をゆっくりと入れて、核分裂反応を抑制。7〜8時間かけて発電を止める。

 その後、約1日で燃料が発する熱(崩壊熱)を冷却システムで取り除く。計約1日半かけて原子炉内の温度が100度以下の「冷温停止」状態にする。1機ずつこの作業を進め、数日で2機とも冷温停止にする予定。再稼働までの間、燃料をプールに移すか、原子炉内でそのまま保管するかは検討中だという。

 東京電力福島第一原発では、地震の揺れで原子炉は緊急停止したが、電源が失われて炉内を冷やすことができなかった。今回の措置によって原子炉が止まっていれば、もし津波で全電源が失われても、高温になる危険性は低くなる。(高山裕喜)

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