オーストラリア上下院とも来月解散・7月総選挙へ
オーストラリアのターンブル首相は、重要法案としていた労働組合関連の法案が野党などの反対で否決されたことを受けて、来月、議会の上下両院を解散して、ことし7月に総選挙を行うことを明らかにしました。
オーストラリアでは18日、議会上院の本会議で、建設業界の労働組合を監督する機関を復活させる法案の採決が行われ、労働組合を支持基盤に持つ最大野党・労働党などの反対多数で否決されました。
オーストラリアでは同じ法案が上院で2回否決された場合、首相は上下両院を同時に解散できることになっています。
ターンブル首相は、去年も否決されたこの法案が再び否決されたことを受けて、19日、記者団に対して「適切な時期に議会の解散の手続きを取る」と述べて、来月初めに新年度の予算案を提出したあと、議会を解散することを明らかにしました。
これにより、オーストラリアではことし7月2日に総選挙が行われる見通しになりました。
ターンブル首相は去年9月、「経済面でリーダーシップを執る首相が必要だ」として、当時のアボット首相を与党・自由党の党首選挙で破って、首相に就任しましたが、税制改革など経済政策で国民から強い批判を浴びて、支持率を落としてきました。
最新の世論調査では自由党と労働党の支持率はきっ抗しており、選挙は接戦となることも予想されます。
オーストラリアでは同じ法案が上院で2回否決された場合、首相は上下両院を同時に解散できることになっています。
ターンブル首相は、去年も否決されたこの法案が再び否決されたことを受けて、19日、記者団に対して「適切な時期に議会の解散の手続きを取る」と述べて、来月初めに新年度の予算案を提出したあと、議会を解散することを明らかにしました。
これにより、オーストラリアではことし7月2日に総選挙が行われる見通しになりました。
ターンブル首相は去年9月、「経済面でリーダーシップを執る首相が必要だ」として、当時のアボット首相を与党・自由党の党首選挙で破って、首相に就任しましたが、税制改革など経済政策で国民から強い批判を浴びて、支持率を落としてきました。
最新の世論調査では自由党と労働党の支持率はきっ抗しており、選挙は接戦となることも予想されます。