北方領土で従業員給与未払い 大統領が調査指示
ロシアのプーチン大統領は、北方領土にある水産加工場で働いていた従業員から給与が支払われていないという訴えを受けて調査に乗り出し、ロシアが自国の一部として開発を進める北方領土が依然として経済的に問題を抱えている実態が浮かび上がっています。
ロシアのプーチン大統領は14日、国営テレビの番組に出演し、国民と対話を行いましたが、その際に北方領土の色丹島にある水産加工場で働いていた女性従業員が劣悪な環境で働かされ、給与も数か月間、支払われていないと訴えました。
これを受けてプーチン大統領は調査を指示し、ロシア側で北方領土を管轄するサハリン州の知事や検察の担当者が15日に現地へ向かい、事態の解明に乗り出しました。
ロシアのメディアによりますと、15日になって問題の水産加工場の代表が従業員たちと面会し、未払いの給与の一部を手渡して不漁で資金不足に陥っていたと釈明したということです。
ロシア政府は北方領土をロシアの一部として開発していく姿勢を示していますが、現地が依然として経済的に問題を抱えている実態が浮かび上がっています。
これを受けてプーチン大統領は調査を指示し、ロシア側で北方領土を管轄するサハリン州の知事や検察の担当者が15日に現地へ向かい、事態の解明に乗り出しました。
ロシアのメディアによりますと、15日になって問題の水産加工場の代表が従業員たちと面会し、未払いの給与の一部を手渡して不漁で資金不足に陥っていたと釈明したということです。
ロシア政府は北方領土をロシアの一部として開発していく姿勢を示していますが、現地が依然として経済的に問題を抱えている実態が浮かび上がっています。