遺体ホテル、献体――加速する「多死社会」の現実
4月12日(火)15時21分配信
「ご葬儀まで、1週間以上お待たせすることになります」
東京都内の斎場職員はそう話す。
いま、葬儀が希望の時間にできないために、何日も待たされる“葬儀難民”が増えている。都内の葬儀会社アーバンフューネスによれば、昼の時間帯に告別式・火葬を望む場合、斎場が1週間以上先まで埋まっていてすぐに葬式が出せないケースが増えているという。
厚生労働省によると、現在、1年間の死亡者数は約130万人。団塊の世代が80歳代を迎える2030年には160万人に達するとされる。世界に先駆けて超高齢社会に突入した日本は、未体験の“多死社会”へと向かっている。(Yahoo!ニュース編集部)
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