囲碁の井山六冠 「七冠」かけ再度の挑戦

囲碁の井山六冠 「七冠」かけ再度の挑戦
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囲碁で史上初めてとなる七大タイトル独占をかけて井山裕太六冠が20日、東京で行われるタイトル戦に臨みます。井山さんが勝てば囲碁では前人未到の七冠が実現します。
井山裕太六冠(26)は現在、棋聖や名人、本因坊など、囲碁の七大タイトルのうち「十段」以外の6つを保持し、史上初めて七冠を達成するのかどうか大きな注目を集めています。
20日は、東京・千代田区の日本棋院で、「十段戦」五番勝負の第4局が行われ、井山さんがただ1つ残ったタイトルをかけ伊田篤史十段に挑みます。
勝てば七冠達成となった前回の対局では、井山さんは伊田さんの粘り強い打ち手の前に敗れましたが、依然として2勝1敗とリードしていて、20日の対局に勝てば、十段を獲得し前人未到の七冠達成が実現します。
七大タイトルの独占は将棋では、20年前に、当時25歳の羽生善治さんが初めて達成していますが、囲碁ではこれまで井山さんの六冠が最高となっていました。
囲碁で七冠は実現するのか、注目の対局は午前10時から始まり、20日の夜までには勝敗が決まります。