ヴィクトールにアバロンを任せ、モンスター退治の為に「ウオッチマンの巣」へやって来たレオン一行。
植物系、骨系、スライム系のモンスターが多いので術を上手く使いながら攻略していきたいところ。早速ファイアーボールを習得したジェラールの腕の見せ所である。先手でライトボールを放つオヤジを上手くサポート出来るか!?
前回はこちら
ウオッチマンの巣
ウオッチマンの巣はダンジョンの構造としては単純で初心者向けとなっており、地下へ降りる道まで一本道なので迷うことはない。ひたすら敵をなぎ倒していく。
植物系のモンスターがお出迎え。ファイアーボールで早速焼き尽くそう。
レオン「今だジェラール!!
ジェラール「どりゃああ〜〜〜!!!
とりあえず爆風を起こせるようになる為に必死にファイアーボールを使いまくるジェラール。あっという間に術力が切れる。
レオン「一度アバロンへ戻るぞ。ジェイムズ、先に戻って宿屋の手配をしておけ!!
ジェイムズ「は、はい!
こうしてみんなに迷惑をかけながらも、ただひたすらに「スカートめくり」という目標の為だけにファイアーボールを放ち続けるジェラール。当然だが火術レベル以外の武器レベルは「0」である。
術が切れたら「ただのガキんちょ」になるだけあって良い意味で緊張感がある。
よし、火の術がレベルアップ。あと20回くらいレベルアップしたら爆風が起こせるから頑張ろうな。
まぁ通常プレイでは生きていはいないだろう。
ジェラールが必死に術を鍛えている間、テレーズ達はそれぞれ得意な武器を使って戦う。全体攻撃が出来る「でたらめ矢」を早く覚えて欲しい。
テレーズ「な〜んか今作、矢がなかなか当たらないのよね〜気のせいかしら?
親子そろって居眠りしてますがな。
地下へ降りると分岐が発生。右にボスであるウオッチマン達がいるが、左には「バスタードソード」が眠っている為、先に回収することに。
バスタードソードは「剣技」「大剣技」の両方を使える特殊能力を持つ。
大剣使いのジェイムズに譲りたいところだが、レオンが使えば剣技の「二段斬り」がバスタードソードの攻撃力で使えるのでレオンに装備させる。
先ほどの分岐へ戻り、右の通路へ。骨系のモンスターがいるので、耐性的に有効なファイアーボールで蹴散らす。
ジェラールのHPはいつ見ても低い。
地下の最奥へ赴くと本ダンジョンのボスである「ウオッチマン」とご対面。
数多の屍を見てレオン達は悲痛な表情をする。いったい今までどれだけの冒険者を食ったのだろうか・・・。
レオン「許さん!! 今日がお前達が骨になる番だ!!
ジェラール「は〜い、俺のファイアーボールが黙っちゃあ〜いないぜ〜!?
ここでふと昔やってたウォッチマンのCMを思い出す。
信じる者は得をする♪ 信じら〜れないこの値段♪
ウォ〜〜〜〜ッチマン♪
・・・ん?
時計モンスターかと思いきや、別に時間攻撃などしてこない。手下であるゲットーを三匹引き連れてくるので、全力で叩く。
レオン「ホーリーウォール (敵の陣形) か。フンッ、奴ら少しは知恵があるようだな。ライトボールで目眩しにしてくれるわ!!
ジェイムズ「だったら私にバスタードソードくださいよ〜あぁもったいない。
ベア「ジェイムズよ、貴様はまだマシだ。俺なんてひたすら「パリィ」で回避役だぞ。戦えるだけ贅沢を言うな。
ジェイムズ「すまんベア・・・。
テレーズ「悲しいわね・・・。
早くもストレスが溜っていたようだ。
レオン「喰らえライトボール!! どどど、どん!!
ライトボールがお気に入りのレオン。息子に術のお手本を見せようと必死のようだ。
ベア「頼むからさっさと「二段斬り」で片付けてくれよオッサン!!
レオン「ん?何か言ったかベアよ。
ベア「いえ何も。
なんやかんややっているうちにガード役であったゲットー達を蹴散らす。
残すはウオッチマン二匹。
そこでジェイムズが大剣の基本技である「巻き打ち」を閃く。
レオン「閃くのが遅いぞジェイムズ。今まで何をしとったか!!
いいか、貴様はアバロン帝国軽装歩兵の代表として我が部隊に参戦しているのだ。そのことを忘れるな!!
ジェイムズ「・・・はい。
テレーズ「(アンタも大変ねぇ・・・)
ジェラール「ぐーぐー
レオン「術力を使い果たしたかジェラールよ。2度目の出陣にしては良くやった。しばらく眠っておれ。ここはワシらに任せよ。
ベア「悪いが術が切れちゃ「ただのガキ」だからな・・・。
ジェイムズ「ちくしょう、バスタードソードならもっとダメージを与えられるのに!!
テレーズ「あっ!閃いたわ!!でたらめ矢〜〜!!
一同「おお!!
レオン「でかしたテレーズよ!! あとでワシの部屋に来るがよい!!
テレーズ「何でよスケベオヤジ。
テレーズが念願の「でたらめ矢」を閃き、残すは一匹だけとなる。ここまで来ればあとは袋叩きにするまで。
レオン「とどめはワシがやる!! 二段斬り!! ずぶしゃずぶしゃ!!
ベア「最初からやれよな・・・。
ウオッチマンを殲滅した!!
レオン「終わったぞジェラール、起きよ。
ジェラール「起きてたよ父さん。素晴らしいトドメでした。
レオン「そうか!ちゃっかり見ていたか!さすが我が息子よ、ハッハッハ!!
ベア「起きてたのかよあいつ・・・。
こうしてそれぞれ技を覚えて成長したレオン一行は、ウオッチマンを退治した事を報告しにアバロンへ帰還する。しかし、そこに待ち受けていたのは信じられない悲劇であった。物語の歯車が動き出す。
次回は「アバロン帰還〜ヴィクトールの死」に続く