読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

soboku cafe

DIYアイデアを見つけることが趣味です。コーヒーブレイクでもいかがですか。

「新聞紙で暖をとる」など非常時に役に立つ新聞紙活用法・保温と防臭

ペーパークラフト アイデアと発想

 

f:id:soboku-kobe:20160419212642j:plain

Love Lifted Me, soverypretty: http://katooshie.blogspot.ca/

 

今回の熊本地震被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

今はただ、これ以上の被害の拡大しないことを祈るばかりです。

 

 

地震などの自然災害が発生して、避難生活を余儀なくされたときなどに知っておくと役にたつかもしれない新聞紙の活用法を、とり急ぎ調べました。何の備えもない非常時、近くに新聞紙があればこんなことができます。

 

 

f:id:soboku-kobe:20160419155803j:plain

 新聞紙で暖をとる方法

 

 

●上着として新聞紙を羽織る。

着るものが足りず寒いとき、数枚重ねてテープなどでとめる

 

●靴下と重ねて履く

 足元が寒いとき一枚靴下を履き、その上から新聞紙を重ねてさらに靴下を重ねて履く

 

 ●ポリ袋と組み合わせる

大きいポリ袋に新聞紙をくしゃくしゃに丸めて入れ、その中に足や手を入れる。袋の口を閉じるとさらに暖かい。

  

●腹巻を作る

新聞紙を半分に折り、腹巻としておなかにぐるっと巻く。上からラップを巻く。

 

●掛け布団やじゅうたんにする

 新聞紙には断熱効果があるので掛けたり、敷いたりすることで保温できます。

 

 

 

 その他の新聞紙の活用方法

 

●断水時に新聞紙を簡易トイレに使用する

 

●汚物を新聞紙に包んで捨てると悪臭防止になる

 

●骨折時の添え木として使う

 

●発砲スチロールや段ボールなどの上に新聞紙を敷き、簡易ベッドにすると床からの冷えを防ぐことができる

 

 

東京防災より引用しました

 

↑こちらの防災ハンドブックには、新聞紙の活用法がイラスト付きで、またその他にも身近な素材のラップ、段ボールなどの活用法方法がいろいろのっています。

 

 

 

新聞紙には防臭効果があります。私も生ごみを捨てるときにはくるんで捨てるようにしています。においだけでなくよけいな水分を吸い取ってくれるのでごみ袋内の清潔を保てます。

家庭でのおむつや汚物を捨てるときに役にたつかと思います。

 

 

また新聞紙には保温効果があることがよく知られています。

上記のように身体を温めることができますし、鍋ややかん、ペットボトルをくるんでおくと少しは温かさがキープできます。

 

 

阪神淡路大震災被災した私の夫は、当時配給された冷え切ったおにぎりやお弁当にトラウマがあり、今はどんなものでも、熱すぎるほど温めて食べる癖があります。

被災者の方にはできるだけあたたかい食べ物が配給されることを願うばかりです。

 

温かい食品は、ラップやビニール袋の上からなど新聞紙にくるんでおくと時間がたっても少しは保温できます。

 

 

今は誰も新聞なんて読まない?

 

 

最近では、若い世代は新聞を購読しなくなったとのことで、新聞紙の活用アイデアは私のDIY案の中でずっとお蔵入りしていました。

 

けれど今回の災害をきっかけに、新聞は読む媒体として以外に、震災など非常時やサバイバル状況において、紙として活用する方法があることを、これを読んだ方の頭の片隅にでもおいてもらえればと思い、これを書きました。

 

 

他にも簡易ごみ箱としてや、紙箱として食べ物や小物を入れたりする

新聞紙の活用方法を次回書く予定です。

 

f:id:soboku-kobe:20160419183846j:plain

 

私の住む神戸は21年前、未曾有の被害を受けました。(私は結婚後こちらに移り住んだので幸い震災を経験していません。)

その後は行政と内外の手厚い支援によって奇跡的なほど復興し、今では震災を忘れてしまうほど、神戸や周辺の街並みは不自然なくらい、美しく整っていて、緑と花にあふれる洗練された街になっています。

 

人々は今を一生懸命生きています。たとえば自宅が半壊し、マイホームの二重のローンを抱えるのは私の義父母だけではありません。

「震災さえなければ~だったのに。」という、失ったものへの恨みつらみを胸に抱えていたとしても、誰も口にはだしません。

 

「命があっただけでもよかった」と最悪な状況の中で皆、励ましあったと聞きます。

あるがままの事実を受け入れ、今後どうやって生きていくかだけに専念して人生を取り戻した、強くたくましい神戸の人々から学ぶことはいくらでもありそうです。

 

祈ったり、無力でありながらも自分にできることは何か考えるだけでなく、また日本列島の住人として予期せぬ自然災害に備えての防災意識を改めて高めて行きたいものです。