熊本地震で被災地へ入り、取材していたMBS(大阪市北区)の山中真アナウンサー(39)が、自らのツイッターに食事の写真を投稿し、批判を受けたことで、18日夜、謝罪コメントをアップした。

 「このたび、被災地取材でのお弁当やラーメンなど食事に関するツイートで、被災地のみなさんに不快な思いをさせてしまいました。配慮に欠けた行為で申し訳ありませんでした」

 MBSによると、山中アナは前震が発生した翌日の15日から現地入りしていたようで、16日夜に弁当の写真を「やっと今日の1食目」などとつづり、掲載していた。

 これを受け、インターネット上では「被災者の食べ物を横取り」「被災者の1人が食事できないという現実を認識しました」などと騒ぎとなっていた。

 このことから、MBSが山中アナに厳重注意し、18日夜の謝罪コメントを掲載。19日、取材に応じたMBSは「食糧確保の経路については、きちんと並んで購入したもので、問題はないと認識している」としたものの、山中アナの投稿には配慮を欠いたと謝罪。「食事もままならない被災者が多くいらっしゃる中で、大きく配慮に欠けている」とし、同局の広報担当者も「誠に申し訳ございません」とおわびし、山中アナには「厳重に注意した」と明かした。

 山中アナは、同局午後の名物生番組「ちちんぷいぷい」(月~金曜、午後1時55分)で、被災地の現状を中継している。