敵国の女や子どもの死体の映像は国民に同情心を与え、戦意を落とさせる可能性があるため公開されなかったようだ。
つまり、自分のようなグロメンの男は世間から好かれない属性であるということである。
今までの少ない人生経験の中からも、自分のような属性の人間が特段と酷い思いをしたイベントは多かったからそうなのだろう。
そんな中でも父が育てている人魚の血が評価されれば、自分が少し小金持ちになれるのを生きがいにしてきた。
顔がいい人間を見ても、こいつよりも自分は金持ちであると言い聞かせて己の精神の平衡を保ってきた。
しかし、カネというものが奪われやすいものであるし結局容姿の方が価値がある。
他人から何も言われなくとも、他人の綺麗な肌と自分の肌をみることで気持ち悪くなる。
持病で出来るのかわからないレーザーやら整形に期待を何だかんだしている。