通信途絶えた「ひとみ」 小委員会でトラブル検証へ
先月下旬から通信が途絶え深刻な事態に陥っている日本の天体観測衛星「ひとみ」について、文部科学省の宇宙開発利用部会は、専門家を集めた小委員会を設置し、JAXA=宇宙航空研究開発機構が行った調査結果を検証するとともに、品質管理の体制についても確認することになりました。
天体観測衛星「ひとみ」は、先月下旬に通信が途絶え、これまでの調べで、姿勢を制御する装置の不具合で衛星が高速回転してしまい、衛星の一部が分解し太陽光発電ができない深刻な事態に陥っているとみられています。
このトラブルについて、JAXAのプロジェクトを評価する文部科学省の宇宙開発利用部会が、19日に会合を開きました。
この中で、委員からは「装置の不具合だけでなくソフトウェアの原因も探るべきで、運用中や開発中の衛星にも影響があるのか、詳しく調査すべきだ」といった意見が出されました。また、「宇宙ごみになる可能性もあるため、細かく情報公開を行い国際的に責任のある行動を示してほしい」という指摘もありました。
そのうえで、「はやぶさ」や「あかつき」などJAXAの探査機でのトラブルも少なくないことから、専門家を集めた小委員会を設置し、「ひとみ」の調査結果の内容を検証するとともに、品質管理の体制についても確認することに決めました。
このトラブルについて、JAXAのプロジェクトを評価する文部科学省の宇宙開発利用部会が、19日に会合を開きました。
この中で、委員からは「装置の不具合だけでなくソフトウェアの原因も探るべきで、運用中や開発中の衛星にも影響があるのか、詳しく調査すべきだ」といった意見が出されました。また、「宇宙ごみになる可能性もあるため、細かく情報公開を行い国際的に責任のある行動を示してほしい」という指摘もありました。
そのうえで、「はやぶさ」や「あかつき」などJAXAの探査機でのトラブルも少なくないことから、専門家を集めた小委員会を設置し、「ひとみ」の調査結果の内容を検証するとともに、品質管理の体制についても確認することに決めました。