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【首都スポ】

東大サヨナラ勝ち 明大戦の連敗47で止めた

2016年4月19日 紙面から

◇東京六大学野球 東大3−2明大

サヨナラ勝ちで明大戦の連敗を止め喜ぶ東大ナイン=神宮球場で(小原栄二撮影)

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 東大が3−2のサヨナラ勝ちで明大を破り、1勝1敗とした。明大戦の勝利は2004年秋以来12年ぶりで、このカードの連敗を47で止めた。9回2死二塁で山田大成遊撃手(3年・桐朋)が右中間に決勝打。7回から救援した有坂望投手(2年・城北)が初勝利を飾った。東大のサヨナラ勝ちは08年秋の法大3回戦に5−4で勝って以来。3回戦は今季2連続1失点完投の宮台康平投手(3年・湘南)の先発が濃厚。エースで14年ぶりの勝ち点を取りにいく。法大は投手リーダーの玉熊将一投手(4年・北海)が1失点完投、5−1で立大に雪辱した。

 閉ざされていた扉をこじ開けた。2004年秋以来続いていた明大戦の連敗を47で止める打球が右中間に抜けると、東大ナインがベンチから飛び出した。殊勲打の山田は「今年はぼくが中心になっていこうと思っていたのに、開幕から打てずに焦っていた。いろいろ考えずに集中して打った」と喜んだ。

 今季ノーヒットだった山田は前日、谷沢健一コーチからも指導を受けて足の上げ方を変えたのが実った。1回には二塁への内野安打が悪送球を誘い、チャンスを広げて2点を先取。投手陣も柴田−有坂のリレーで逆転を許さなかった。

 勝利のブランクが一番長かった明大にサヨナラ勝ち。浜田一志監督(51)は学生時代も含めて、このカード初勝利。「開幕から惜しい試合を重ねてきた選手の悔しさが力になったんでしょう。明治に勝てました!」と興奮気味に話した。

 今季の目標は2002年秋の立大戦以来14年ぶりの勝ち点。それには、もう1勝が必要だ。3回戦の先発は、中2日で宮台が濃厚。開幕から3試合連続無得点だった打線も元気を取り戻した。今度こそ援護して、左腕エースに白星をつける。 (小原栄二)

      ◇

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