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【プロ野球】

巨人ナインに異例の注意喚起 九州2戦中止、節度ある行動を

2016年4月19日 紙面から

 熊本地震で九州シリーズが中止となった巨人は18日、川崎市のジャイアンツ球場で全体練習を行い、球団に設置されている紀律委員会の松尾英治事務局長(51)が選手、スタッフらを集め、節度ある行動を意識するように『注意喚起』した。

 野球賭博問題を受けて発足した同委員会は、再発防止とともに社会人教育も担っている。松尾事務局長は「(遠征中止となった)4日間、被災地への思いを持って練習してほしい。枝葉を付けて(自分でよく考えて)行動してほしい」と状況を理解した上で生活することを求めた。

 この日、球団は16日からの2日間の募金活動で集まった296万5413円に選手会と球団の義援金計200万円を加え、ミネラルウオーター2万4000本とともに被災地に寄付することを発表した。

 熊本市沼山津にある親戚宅が全壊したという村田は「(被災地が)落ち着いたら、自分にも何ができるか考えたい」と思いをはせた。グラウンドで蓄積した疲労を癒やすと同時に、まだ眠れない夜を過ごす被災者の気持ちに寄り添う4日間でもある。

 

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