がん患者が相談できる窓口 ホームページに掲載

国立がん研究センターは、今回の地震の被災地では、一部の病院でがん患者への治療を十分に継続できない状況になっているとして、がん患者の相談に対応できる窓口を持つ熊本県内などの病院のリストをホームページに掲載し、対応を始めています。
国立がん研究センターによりますと、今回の地震によって、熊本県内では、一部の病院でがん患者への治療を十分に続けることができていないということです。このため患者によっては、抗がん剤や痛みを抑える医療用の麻薬が手に入らないおそれがあるとして、熊本県や大分県のがん診療連携拠点病院の相談支援センターの電話番号を、ホームページに掲載するなど対応を始めました。
ホームページでは、熊本県で7つ、大分県で6つの病院が紹介されていて、対応が難しい場合には、国立がん研究センターのがん情報サービスサポートセンターでも相談を受け付けるとしています。
国立がん研究センターがん対策情報センターの若尾文彦センター長は「ふだん手に入るものが手に入らないなど、不安を抱えている患者さんがいるかと思うが、相談支援センターでは情報を持っているので、問い合わせてほしい」と話しています。