北陸新幹線の未着工区間（敦賀−大阪）について、県議会は十八日、国土交通省などに、ＪＲ西日本が提案する小浜−京都ルートの年内決定を盛り込んだ決議文を提出した。

　自民党県政会の十三人と公明党の一人が、国交省の藤田耕三鉄道局長と県関係国会議員五人、与党検討委員長代理の漆原良夫・公明党中央幹事会長と面談し、決議内容の実現を求めた。

　県議会北陸新幹線整備促進議員連盟の山本文雄会長によると、漆原氏は「理にかなった案。一日も早く希望に応えられるようにしたい」と前向きに応じた。

　決議は、ＪＲ西の提案を、県が主張してきた若狭（小浜）ルートの一つと指摘し、時間短縮効果や観光振興に大きく寄与するとしている。大阪までのフル規格による早期整備や、中京圏との接続向上策の検討も含まれている。

　県議会の中央要請は、二十五日にもある。

（山本洋児）