受験暗記の全て【最強の暗記法】
大学受験は暗記が8割
英単語、英熟語、古文単語、漢文句形、網羅系問題集
とにかく受験に暗記はつきものだ。
大学受験は覚えたもの勝ち。
覚えてさえいれば誰だって試験で問題が解ける。合格できる。
ぜひとも秋頃までに基本の暗記は終わらせておきたい。
そうはいっても覚えなければならない知識はもちろん膨大だ。
根気よく、丁寧に、といっても限界がある。
暗記が苦手で苦戦している受験生も多いだろう。
今回はそんな受験生たちに筆者も実際に活用しているとっておきの暗記術を紹介する。
参考にしてみてほしい。
そもそも長続きする記憶とは?
医学的に”持続しやすい記憶”というのは
- 感情と結びついた記憶
- 何度も繰り返しインプットされる記憶
この二種類である。
喜怒哀楽や興奮、恐怖を伴った記憶は脳に残りやすく、
さらに繰り返せば繰り返す程脳はそれを記憶する。
子供の頃遭遇した大きな出来事の近くは記憶がはっきりしているのに昨日の夕飯は思い出せない。
誰しも身に覚えがあるだろう。
何度もインプットすれば覚えられる、これは言うまでもないだろう。
実際の暗記の手順
まずは覚える知識の確認から
塗り絵の周りを縁取るように覚えるべき知識を絞っていこう。
欲張ってはいけない。すでに覚えたところ、覚えなくても良いところは必ず除外しておくこと。
覚える知識の概観を知っておくことは暗記のパフォーマンスを大きく向上させる。
最初は大胆に、さらっと
よく1日〜単語とノルマを決めてじっくり何日もかけて覚えていこうとする人がいるが、
人間はそこまで賢くない。
新しいものを覚えるたびに古い知識を頭から出してしまう。
何日もかけてせっかく一周してもはじめの方の知識はほとんど抜け落ちてしまうのだ。
1日~単語より1日~章、1日~周
じっくりコツコツよりもさらっと何周も
これが暗記の鉄則だ。
何度も何度も復習してインプットしてやれば上に述べた通り確実に定着していく。
”だいたい”覚えられた、と思うまでこの作業を繰り返そう。
細かいところを詰めていく
だんだんと覚えてきたら細かいところの詰めに入ろう。
このとき、
すぐに思い出せたもの→×
やや時間がかかって思い出せたもの→△
粘ってやっと思い出せたもの→○
思い出せなかったもの→◎
このようにマークをつける。
次は×以外の印がついたところを確認する。
どんどん印を変えていって最終的に全てが×になるまで繰り返す。
このテクニックは問題集を解くときにも応用できるからぜひ試してみてほしい。
これが所謂アウトプットの作業だ。
このステップを繰り返せば誰だって必ず覚えられる。
もっと肩の力を抜いてみよう。
暗記に役立つテクニック
感情を意識する
上述の通り、感情とリンクした記憶は持続しやすい。
覚えるときの感情にもフォーカスしてみよう。
- 新しく知って驚いたこと
- 出来なくて悲しかったこと
- 友だちが覚えていることに焦ったこと
暗記のときはこれらを少しだけ強く意識してみよう。
オーバーリアクション気味で暗記するのもひとつの手だ。
五感をフル活用
試験勉強は「書く」だけではいけない。
- 目で見ること
- 声に出して読むこと
- 手で書くこと
- 身体を動かすこと
これらを組み合わせて知識をインプットすることが重要だ。
英単語ではとくに発音すること。
これを必ず意識して暗記しよう。
復習のタイミング
復習のタイミングや回数は人それぞれ。
意識には上らないが思い出そうとすれば辛うじて思い出せる状態
これがベストのタイミングだ。
具体的には、
- 翌朝
- 一週間後
- 一ヶ月後
このあたりで復習をするのが望ましいと言われている。
自分にあった復習のタイミングや回数を試行錯誤して探していこう。
関連付けて覚える
記憶のコツは反復と関連付けにある。
暗記するときに語呂や連想などで関連付けを行うことは非常に効果的だ。
是非試してみてほしい。
- 単語のイメージ
- 語呂
- 登場した場所(単語なら出てきた長文・例文)
- 似ている言葉
- 好きな歌の歌詞や台詞
これら全て、関連付けである。
自分が忘れにくい身近なもので関連付けすると尚良い。
暗記は夜寝る前?
記憶は夜寝ているときに整理されると言われている。
睡眠学習などという言葉があるが、
暗記科目に関しては寝る前に一通り目を通しておくと記憶の定着がしやすいはずだ。
通学時間を利用して覚えて、夜に一回確認。
あとは脳に任せよう。
以上が大学受験で有効な暗記法のまとめだ。
覚える量は多いが悲観してはいけない。
途中でも書いたが、肩の力を抜いて気楽に行こう。
必ずやれば出来ること。
やらない手はない。
手堅く覚えて志望校合格に大きく前進しよう。