知多信用金庫（愛知県半田市）の顧客情報を詐欺グループに漏らしたとして、名古屋地検は３０日、不正競争防止法違反（営業秘密侵害）の罪で、同信金元職員の坪内友梨被告（３２）＝別の同法違反罪で起訴＝を追起訴した。

　起訴状などによると、被告は２０１４年１０月ごろ〜昨年３月中旬、不正の利益を得るため、営業秘密である男性の顧客情報を印字して持ち出し、詐欺グループ側に渡したとされる。

　一方、被告から入手した顧客情報を悪用し高級乗用車をだまし取ったとして、同地検は３０日、詐欺などの罪で、知人の内装業滝川明被告（４２）＝別の詐欺罪などで公判中＝ら男３人を追起訴した。

　（中日新聞）