安倍政権の経済政策「アベノミクス」では大胆な金融緩和を掲げ2%の経済成長と2%のインフレを約束したが、経済成長もインフレも起きなかった。そのため緊急経済対策が検討され、消費増税の再延期まで議論されている。
まず最近の景気動向をみてみよう。2014年の実質国内総生産(GDP)の伸び率は0%で、15年も0.5%にとどまる。実質家計最終消費支出(帰属家賃を除く)の伸び率は、14年がマイナス1.2%、1…
安倍政権の経済政策「アベノミクス」では大胆な金融緩和を掲げ2%の経済成長と2%のインフレを約束したが、経済成長もインフレも起きなかった。そのため緊急経済対策が検討され、消費増税の再延期まで議論されている。
まず最近の景気動向をみてみよう。2014年の実質国内総生産(GDP)の伸び率は0%で、15年も0.5%にとどまる。実質家計最終消費支出(帰属家賃を除く)の伸び率は、14年がマイナス1.2%、1…
小野善康、日銀、安倍、経済成長、アベノミクス、GDP