やわ肌ネギ・キャンペーンのユニットとして2003年に新潟で結成された「Negicco」。現在は、タワーレコード内のアイドル専門レーベルT-Palette Records第2弾アーティストとして、新潟だけでなく東京や関西などにも積極的に進出している。10周年を迎える2013年の第1弾シングル『愛のタワー・オブ・ラヴ』は、ノーナ・リーヴスの西寺郷太がプロデュースを担当。アーティスト写真もMVも楽曲も雰囲気が変わり、より大きな世界、多くの人たちへ向けた3人の一歩が今踏み出された。


Negicco / 愛のタワー・オブ・ラヴ

【販売形式】 : mp3 / wav

【販売価格】 : 単曲 250円 / まとめ購入 800円

【収録曲】
1. 愛のタワー・オブ・ラヴ
2. パーティーについて。
3. 愛のタワー・オブ・ラヴ(inst)
4. パーティーについて。(inst)


INTERVIEW : Negicco(Nao☆、Megu、Kaede)

なんて無防備な3人組なんだろう。結成10周年とは思えない素朴さ、新鮮さ、そして透明感。やわ肌ネギキャンペーンユニットとして新潟で結成されたNegiccoは、群雄割拠する現在のアイドル勢の中にあって一線を画した存在である。彼女たちは今も新潟に暮らしながら生活をしており、リリースやライヴの際に各地に移動し活動をしている。10年の間に何度もやめようかと思ったことがあるというが、そのタイミングでコンテストのグランプリを取ったり、キーパーソンとの出会いがあったりと、浮き沈みを味わいながらも踏みとどまってきた。

そうした紆余曲折があるにもかかわらず、素朴さや新鮮さを保っていられるのは、新鮮な出会いが彼女たちに活力を与えているからに違いない。お客さんとしてきていたタワーレコード社長の嶺脇育夫がアイドル専門レーベルのT-PALLET RECORDSを作り、その第2弾アーティストとしてリリースしたのもその一つの例と言えるだろう。そして、2013年第1弾となる本作『愛のタワー・オブ・ラヴ』は、ノーナ・リーヴスの西寺郷太がサウンド・プロデュースをしている。Negiccoをもっと広い場所へ、そして多くの人たちへ。そんな周りからの期待とともに10周年目のNegiccoのストーリーが動き始めた。

取材&文 : 西澤裕郎
写真 : 石橋雅人

あの時点で東京に行っていたら私たちは終わっていたなって

——最初に自己紹介をお願いします。

Nao☆ : 最近胃もたれがひどいNegiccoリーダーのNao☆です。
Megu : NegiccoのMeguです。
Kaede : Kaedeです。よろしくお願いします。

左から、Kaede、Nao☆、Megu

——自己紹介に基本的なフォーマットがあるわけではないんですね(笑)。

Nao☆ : 「こんにちねぎねぎ」がつくくらいかな。

——わかりました(笑)。Negiccoは新潟を拠点に活動されていますが、新潟市は芸能活動も盛んなんですか。

Nao☆ : なくなってしまったんですけど、2004年くらいまで芸能スクールがあって、私たちはそこのスクール出身だったんです。

——モーニング娘。の小川真琴さんを輩出したアップルリトルパフォーマーズですよね。同スクール内でNegiccoが生まれたわけですが、どのような経緯で結成されたんでしょう。

Nao☆ : 半分に切らなくても冷蔵庫に入るサイズの“やわ肌ねぎ”というネギがあるんですけど、それを宣伝するためのキャンペーン・ガールとして、2003年に1ヶ月限定で結成されたんです。

——1ヶ月限定のユニットが、終わらず続いたのはなんでだったんですか。

Nao☆ : スクール内にいろんなグループがいたんですけど、一番インパクトがあったのがNegiccoだったみたいで、1ヶ月限定で終わらせるのはもったいないってことになったんです。スクールがなくなるときは、知名度も全然ない状態だったんですけど、現マネージャーの熊倉(維仁)さんが私たちのことを引き取ってくださって、新潟で何年も地元のお祭りに出たり、地域活性化みたいな感じで動いてきました。

——ぶっちゃけ、当時は新潟から出たい気持ちもあったんじゃないですか。

Nao☆ : めちゃめちゃありました。新潟にいて大きくなれるのかって3人で話し合いもしたり、もうダメなんじゃないかと思って、やめようとしたこともあったんですけど、やめようとするたびにいい話が来たり、オーディションで生き残れたりして、なんとか残ってきたって感じですね。今になって、あの時点で東京に行っていたら私たちは終わっていたなってことを思えるようになりました。新潟でこれだけ大きくなれたからこそ、今こうやって活動できているんだなって。
Megu : Nao☆ちゃんが言ったみたいに、新潟の方たちから応援していただいたり、新潟古町の曲に選んでいただいたりして、もっと新潟を大事にしなきゃいけないんじゃないかなと思って活動するようになっていきました。

——僕は長野市出身なんですけど、同じように街を出たいと思っていたんですね。実際に県外に出て生活する中で、ようやく地元のよさがわかり始めていったんですけど、3人はどういうタイミングでそう思い始めたのでしょう。

Nao☆ : そう思えるようになったのは、本当に最近かもしれないですね。以前は、Negiccoとして東京に行けるのも半年に1回くらいのペースだったので、それがすごく大切だったんですけど、こうやって東京に毎週のように来れるようになってからは、新潟に帰ると山が見えたり、学生時代歩いていた大好きな景色があったり、ほっとした気持ちになれるんです。それで、やっと地元って大事だねってみんなで話すようになって。

——そういえば、Nao☆さんは、ネギがあまり得意じゃなかったみたいですね。

Nao☆ : 嫌いだったんですよ。新潟のテレビ番組もそんなに出れる感じじゃなかったので一つ一つ大事にしていたんですけど、気合いが入りすぎたっていうのと、ネギがすごく嫌いだったっていうのがあって、ネギを食べる生放送番組で吹いてしまって…。そしたらテレビ番組のオファーがこなくなってしまい…。
Megu : すごかったよね。Nao☆ちゃんが吹いた瞬間、テレビ・カメラがすごい勢いで向きを変えたんですよ(笑)。
Nao☆ : だけど今はネギが好きになって、ネギを沢山いただくようになったんです。そのままの状態だったら、ネギは土に入れておいたほうがおいしく残しておけるので、畑の土に突っ込んでおいて、ネギを食べるときは庭に取りにいっています(笑)。

——(笑)。やっぱり、名前のイメージもあってネギ関連の仕事も多いわけですね。

Nao☆ : そうですね。収穫とかの時期は多いです。
Megu : もちろんネギの歌もすごくいいんですけど、他の曲もいろいろある中で、ネギの曲だけが選ばれるっていうのがちょっと悔しいときもありしました。
Nao☆ : イロモノ扱いされることもあったし。当時は本当にキャミソール1枚ですごいダサイ格好とかでやっていたので「Negiccoって何?」みたいな感じで言われることもあったんですけど、今では新潟で女の子から認められてきましたし、ネギの歌だけじゃなくて、ちゃんとした歌で勝負していけたらって思っています。
Kaede : 昔つなぎを着て踊っていたイメージが新潟県の人は強いみたいで、そんなことをやっていたNegiccoがオリコンに入っていてウケるとか言われるんですけど、そういう人にももっと広まっていけばいいなって。今のNegiccoを見て欲しいです。

——葛藤した時期もあったけど、今はその名前を引き受けた上で、それ以外の部分も見せていきたいと意識が変わったんですね。

Nao☆ : そうですね。いろんな方から、ネギを大事にしている話とかを聞いていると、ネギ農家の方の想いを私たちが背負ってがんばっていかないといけないんだ、ネギを大切にしないとってことを痛感させられたりします。新潟とネギと自分たちの活動を広めていけたらいいなと思います。

初心の気持ちは忘れちゃいけないってことを再確認できた

——やめたいと思ったこともある中で、ステップアップしている実感を持てたのはいつくらいのことだったのでしょう。

Nao☆ : 新潟から少しずつ大きくなれてきているなと思えたのは、ヌキ天(『勝ち抜き! アイドル天国!! ヌキ天』)という番組で初めて吉田豪さんに出会ったときのことです。ブラザー・トムさんや吉田豪さんからすごくありがたいお言葉をいただけたり、今もこうやってサポートしてくださったりしていて。
Megu : これ(ブルゾン)も吉田豪さんに作っていただいたんですよ。Nao☆ちゃんがデザインしした絵を使って。

——そうなんですね!! 最近完成したんですか?

一同 : 昨日です!!

——それはすごく嬉しいですね。もともと、吉田豪さんはヌキ天の審査員だったんですよね。

Nao☆ : そうです。豪さんも最初はそんなにNegiccoに興味がなかったって言っていたんですけど、「My Beautiful Life」っていう、Perfumeさんを意識した曲が豪さんに刺さったみたいで、そこからNegiccoのことを知っていってくださったみたいで、今もよくしてくださっています。

——吉田豪さんの3人へのロング・インタビューを読んだら、もう今日聞くことないなと思ってしまいました(笑)。

一同 : (笑)。

——その中にも出てきた話題ですけど、Perfumeが売れたことって一つの象徴的出来事だと思うんですね。同じく地方の広島で活動していて、エコのCMで曲が使われて大ブレイクしたっていう。そういう状況をどのように感じていましたか。

Nao☆ : Perfumeさんが有名になる前に一度イベントに出させていただいたことがあって。Perfumeさんが売れたときは、ちょっと悔しいと思う反面、広島から地道にやってきたグループで、しかも私たちと同じイベントに出ていた人が大きくなったっていうことが、自分たちからしたら希望になって、もしかして可能性があるんじゃないかって思えたんです。Perfumeさんが「GAME」っていうツアーで新潟に来られたとき、挨拶をしにいったんですけど、あーちゃんが「一緒にまたライヴやりましょうね」って言ってくださって。Negiccoのファンの方には、Perfumeさんを好きな人が多いので、あーちゃんが言ってくれたことを実現できるように、自分たちもがんばっていかなきゃって気持ちになりました。あーちゃんの言葉が希望っていうか、そこまで行かなきゃって気持ちにさせてくれている部分もあります。

Megu : 2年前くらいにPerfumeさんが新潟のツアーに来られたときに、新潟といえばって話でNegiccoの名前をあげてくれていたときがあって。どんなに売れても昔共演した人の名前も言えちゃうPerfumeさんってすごいなって思って。昔の気持ちを忘れないって気持ちに感動しましたし、そこで私たちも初心の気持ちは忘れちゃいけないってことを再確認できたので。

——Kaedeさんはどう感じていましたか。

Kaede : モーニング娘。以降あまり(際立った)アイドルが出てきていないなって印象だったんですけど、Perfumeさんが出てこられて、AKB48さんが出てきて、他のアイドルも出てきてって。そのきっかけや、アイドルを最注目させてくれたのがPerfumeさんなのかなって思います。

恩返しできる年に出来たらと思っています

——では、もう一つの大きな出会い、タワーレコード社長の嶺脇さんと出会ったのはいつくらいのことなんでしょう。

Nao☆ : 最初はライヴ・ハウスで見てくださってNegiccoいいじゃんって思ってくださったみたいで、それから何回も見にきてくださるようになって。何かオーラがあったので、何やっている人なんだろうって見ていたんですけど、浅草のまつり湯さんっていう温泉でやったイベントでアクシデントがあって。マイクとオケがまったく出なくなってしまったんですね。ファンの人がこういう時は何もしゃべんないほうがいいよって言ってくださったんですけど、せっかくここまで来てくださってる人たちに「ちょっと待ってください」ってことは絶対にしちゃいけないなと思って、私とMeguでNegicco結成当初にちょっとやっていた漫才を、何もない状態でマイクも使わずやったんです。その姿を嶺脇社長が見てくださって、すごく頑張っていると思ってくださったみたいで。
Megu : その内容はほんとぐちゃぐちゃなんですよ。全然漫才になっていなくて。その一生懸命さが心を打たれてくださったみたいで、そこが一番って言ってくださって。

——すごくいい話のところなんですけど、漫才のことが気になりすぎて頭に入ってこないです(笑)。

一同 : (笑)。
Nao☆ : 体育会系っていう名前の漫才コンビを組んでいて。ざ・たっちさんの幽体離脱ってあるじゃないですか?
Megu : 全然似ていないのに「幽体離脱」ってやっただけなんです。似ている人がやるからおもしろいのに。
Nao☆ : ちがうちがう、ぽんちゃ(Megu)が立っていて、私が倒れていて起き上がるんです。一人やないかいシェーって。幽体離脱になっていない。

——もはや説明を聞いても何のことか全然わかりません(笑)。

一同 : (笑)。
Nao☆ : あとKaedeが何も知らずにね…。
Kaede : 嶺脇さんがたまたま遅れてきたんですよ。で、客席でハイタッチをしていたんですけど、遅れていた人がいたので「おいー!」みたいにしたら社長さんで…。

——つっこんじゃったんですね(笑)。

Nao☆ : いつも動揺しないKaedeが楽屋で社長と知ったときは「どうしようどうしよう」って言ってて(笑)。

——それがタワーレコード内にアイドル専門レーベルT-Palette Recordsが出来て、そこからリリースすることになるんだから不思議な縁ですね。

Nao☆ : 正直な気持ちを言うと、温泉で歌っていて大きくなれるのかなって気持ちや焦りとかはあったんですけど、1個1個の場所でチャンスがあるかもしれないから一生懸命がんばろうねって言っていて。まつり湯さんもすごくよくしてくださっていたので、楽しんで精一杯やっていたら、たまたまそういうことになって。

——たまたまじゃなくて、そういう気持ちでやっていたからだと思いますよ。そんなNegiccoですが、今年で10周年を迎えます。みなさんにとって10周年というのはどういう思いがしますか。

Nao☆ : 正直、辛いことも沢山あったんですけど、10年間は本当にあっというまで。周りの反応で、そんなにすごいことなんだってわかることが多くて。でも、10年間がすごくいいときにきているなとも思います。Kaedeが言ったみたいにPerfumeさんの流れから、こうやってまたアイドルを見てもらえるときが来て。新潟でワンマンを開くとき、毎回100人来るかっていうのを焦っていたのが、ちょっと前に600人以上入れることができて。Perfumeさんが立ったステージを満員御礼で出来たっていうことがすごくステップアップの年に感じて。ここまで来れたのはファンの方が連れてきてくれたり、T-Palette Recordsさんが連れてきてくれたり、沢山の方の支えがあったからだと思っているので、それを恩返しできる年に出来たらと思っています。来年に繋がるようないい年にしていきたいなと思っていますね。

アイドルからアーティストへ

——2013年の第一弾シングルである「愛のタワー・オブ・ラブ」で、だいぶイメージが変わりましたね。衣装も大人っぽくなったし、楽曲もPVも格好よくなりましたね。今回の作曲はノーナ・リーヴスの西寺郷太さんが担当されていますが、楽曲を聴いたときにどういう風に感じましたか。

Nao☆ : 新潟のCDショップのアイドルコーナーでNegiccoのCDをどんだけ探してもなくて、JPOPのところを見たらNegiccoがあったんです。Negiccoがアイドルからアーティストへ成長していく過程を郷太さんが作ろうとしてくださったんだなって思える曲でしたね。
Megu : プロデュースしていただく前に、ノーナ・リーブスさんのライヴを見させていただいたことがあって、お話がきたときに明るくポップな感じの曲になるのかなって思っていたんですけど、聴いたときは真逆でかっこいい感じだったので、歌いこなせるかなって気持ちもありました。でも、アイドルを聴いたことがなく楽曲が好きって方にも届きやすいのかなと思いました。

——周りの応援している人たちが、Negiccoをアイドルからアーティストへ、そして全国へ押し上げようとしている感じがします。そういった期待は感じますか。

Megu : 去年にはないよね。
Nao☆ : お客さんの層もすごく増えてきて、女性のファンの方が増えてきたり、一番びっくりしたのは「愛のタワー・オブ・ラブ」をリリースしてからのイベントに初めての方がすごく多くて。どんだけやってもファンの人がつかずにすごく焦っていた状態もあったから、これだけ自分たちに注目してくれる人が増えたんだなってことがすごく嬉しかったです。郷太さんの歌で、アイドルとして聞かれていたところから、アーティストの歌を聴く人達がスゴく増えてきてくださっているのかなって。
Megu : みなさん10年もやっているのって思ってくれているみたいで、そこで応援しようと思ってくださる人も増えていて。そう思うと、ここからがスタートなのかなっても思えてきたりとかして。今後の展開も楽しみです。

——最後に10周年を迎えるにあたって、これからの目標を教えていただけますか。

Kaede : T-Palette Recordsを盛り上げていけるような大きな存在になっていきたいですし、音楽番組で新曲を紹介できるくらい大きくなりたいなと思います。
Megu : 10周年目にして今まで新潟で曲を作ってくださったconnieさんだけでなく、西寺郷太さん、そして小西康陽さんにもコメントをいただいたり、いろんな方に協力していただいているなって思いがあって。いろんな方に音楽を聴いていただきたいです。それと、ぜひライヴに遊びにきていただきたいです。
Nao☆ : 当初は武道館が夢だっていっていたら、地方アイドルが武道館とか笑えるとかコメントがきたりしてたんですけど、今はそういうコメントがまったく来なくなったりして、着々と1歩ずつステップアップしていると思うので、さっき言ったみたいに支えていただけているみなさんに恩返しできるような10周年にしていけたらと思います。あと、アイドルからアーティストへっていうところで自分たちも積極的に動いていけるような年にしたいなと思います!

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LIVE SCHEDULE

TOWER RECORDS Presents アップアップガールズ(仮)対バン行脚(仮)【~新潟決戦 VS Negicco~】
2013年2月24日(日)@新潟LOTS
出演 : Negicco / アップアップガールズ(仮)

Daikanyama Loop Presents 「Negi ROAD Vol'2」
2013年3月17日(日)@代官山LOOP
出演 : Negicco、SOFFet / DJ : 野本かりあ

SHIBUFES LIVE vol.3@JAM
2013年3月22日(金)@SHIBUYA CLUB QUATTRO
出演 : Negicco、でんぱ組、アップアップガールズ(仮)、and more...

Negicco プロフィール

2003年7月、やわ肌ネギ・キャンペーンのユニットとして「Negicco」を結成。キャンペーン・ソング「恋するねぎっ娘」でCDデビュー。NHKのポップジャム出演をきっかけに全国的に注目される。2005年、古町音楽祭で古町をイメージした「Falling Stars」がグランプリを受賞。2006年~2009年「Team ECO」(地球環境を整える)のCMに出演。2009年新潟国体のイメージ・ソング「がむしゃらな風になれ」の歌とダンスの啓蒙で国体を盛り上げるインターネットTV、GyaOの「勝ち抜きアイドル天国」に出演、計6週のチャレンジで見事グランプリを獲得。2010年7月「プラスチック☆スター」「ねぎねぎROCK」を全国リリース。 11月埼玉県深谷市で行われた「全国ネギサミット」に出演、全国のネギ産地にNegiccoの名を知らしめる。12月都内で行われた地方アイドルNo.1決定戦でグランプリ受賞、見事地方アイドルの頂点に君臨。NHK「Bizスポ」、「はなまるマーケット」「ワイドスクランブル」に取り上げられる。

Negicco Official Web

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筆者について
西澤 裕郎 (西澤 裕郎)

1982 年生まれ。ファンジン『StoryWriter』編集長。http://storywriter-magazine.com/

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