【巨人】村田、父の実家が全壊「思い出」ががれきの下

2016年4月19日6時0分  スポーツ報知
  • 熊本地震に胸を痛めながらも、ジャイアンツ球場での練習に全力で取り組んだ村田
  • 全壊した熊本市内にある村田の父・裕文さんの実家(村田裕文さん提供)

 巨人・村田修一内野手(35)が18日、熊本地震の影響で、当初は半壊とされていた熊本市東区沼山津(ぬやまづ)にある父・裕文さん(63)の実家が全壊していたことを告白した。子供の頃から毎年、正月に訪れていた場所だけに「思い出もあるし、無くなるのはさみしい」と胸を痛めながら「野球をして元気な姿を見せるしかない」と勇気づける活躍を誓った。

 子供の頃からの記憶が走馬灯のように脳裏に浮かび、胸が締め付けられた。決勝打を放った17日の広島戦(東京D)の試合後。村田は、14日夜の地震で半壊した父・裕文さんの実家が、16日未明の2度目の揺れで全壊していたことを父から聞いた。幸い、住んでいた、裕文さんの実兄・恭治さん(66)は、半壊時に避難して無事だったが、変わり果てた家屋の写真を見て、動揺を隠せなかった。

 「物心ついたときから30年以上の思い出がある。子供の時に庭でキャッチボールをした。おじいちゃんとおばあちゃんに遊んでもらった場所でもあるし、無くなるのはさみしい」

 村田の出身は福岡だが、父・裕文さんの熊本の実家には幼少期から毎年、正月に行っていた。プロ入り後も必ず訪れて、今年も一年の始まりとして気持ちを新たにしていた。東福岡高3年の春夏に連続出場した甲子園で使ったボール、村田が東京Dで活躍した際にチームから受け取った複数のジャビット人形も飾られていた大切な場所はもうない。ショックは計り知れないが、野球人としてグラウンドで結果を残すしかないことは分かっていた。

 「直さないといけないし協力もするつもりだけど、今は野球をして元気な姿を見せるしかない。(支援についても)何かやれることがあればいいけど、落ち着いてから何をできるかをちゃんと考えたい」

 この日のG球場の1軍練習ではフリー打撃で、中堅から右方向を中心に鋭い打球を連発した。16日の広島戦(東京D)で右越え1号ソロ、17日の同カードで5試合連続ヒットとなるV打と打撃は好調。熊本地震の影響で19、20日の熊本、鹿児島での中日2連戦が中止となり、22日のDeNA戦(東京D)までの間にさらに状態を上向きにする決意だ。

 「今日から4日間空きますし、いい調整をしたい。ずっと試合に出ていて、疲れもたまる頃だし、コンディションをしっかりと整えていきたい」

 思い出の詰まった九州の地を襲った大地震。誰よりも家族を愛する男が、勇気づける活躍を続けていく。(中村 大悟)

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