レース後も脚元等に問題はありませんでしたが、12日（火）の朝に厩舎回りで体をほぐす程度に運動したところ、両方の鼻から微量ですが出血が見られました。外傷はなく、トレセン診療所内で行った内視鏡検査の結果、運動による突発性のものと診断されました。休養期間が必要なため、管理する山内研二調教師とも協議し、復帰後の準OPクラスでの見通しや年齢的なものを踏まえ、誠に残念ではありますが、ここで現役を引退することが決まりました。
今後は北海道沙流郡日高町のオカダスタッドにて繁殖牝馬となる予定です。
これまで温かいご声援をいただき、ありがとうございました。

山内研二調教師
「レース後の上がり運動も平常だったと報告を受けていただけに、突然のことで驚いています。前走こそ昇級戦で崩れましたが、古馬になって力を付けて500万、1000万と勝ち上がってくれたのだから偉い馬だよね。今年に入ってからはずっと体調面が良好で、厩舎で1、2と思えるほどに調子も良かった。それだけに、少し無理をさせてしまったかもしれませんね。少し休養期間を置かなければなりませんし、鼻出血は一度発症するとクセになりやすいものでもあるので、クラブ側とも相談してここで現役引退の判断をしました。会員の方もこの先の活躍を期待していたでしょうし残念な気持ちもありますが、一本筋の通った血統でフレンチデピュティ肌は勝ち上がり率の高さも優秀だから、お母さんになって産駒が活躍する姿を楽しみにしています」