先日LINE社より先着1万名限定でBOTアカウントを自由に開発できる「BOT API Trial Account」が発表されました。
今後LINEだけでなくFacebookなどもbotのAPIを公開する方向でbotサービスが流行りそうな兆しをみせています。
と、いうことで当編集部でもLINEのAPIを利用してサンプルbotを立ち上げてみました。全くエンジニアじゃなくても『なるほどこうなってるのね』と理解するためにもぜひお試しください。
アカウントの取得はLINEのビジネス向けポータルサイト「LINE BUSINESS CENTER」 から、利用登録を行います。
(2016年4月15日現在募集上限に達してしまった様です。)
LINEアカウントを作るときにbotの見た目(写真)と名前を決めて設定しておきましょう。
また、「Channel ID」「Channel Secret」「MID」は後で使うのでテキストエディタなどにメモしておきましょう。
今回は、無料で利用できるherokuというサービスを利用してサーバーを準備します。
サインアップの手続きを進めてアカウントを作りましょう。
フォームにしたがって必要情報を入力します。
アドオンを利用する場合はクレカ登録が必須になるので合わせてカード情報を入れておきます。
自分のアカウント(メールアドレス)のプルダウンから「Manege Acount」→「Billing」→「Add Credit Card」で登録
https://dashboard.heroku.com/account/billing
LINEと通信を行うにはIPアドレスを固定にする必要があるため「Fixie」というアドオンをインストールします。
https://elements.heroku.com/addons/fixie
今回はtmtyskさんが公開されているスターターキットを利用させてもらいます。
以下のリンクをクリックしページ中の「Deploy to Heroku」を押すとセットアップされます。
http://qiita.com/tmtysk/items/2f33c7e08caefbf55548
セットアップ時に手順2でメモした「Channel ID」「Channel Secret」「MID」を入れてください。
また、herokuに登録した「App Name」と Fixieの管理画面から「Outbound IP」をメモしておいてください。
https://dashboard.usefixie.com/#/account
LINEのdevelopersページに戻りサーバーの設定を入れます。
LINEの設定はすぐに有効にならない様なので1日程度は気長に待ちましょう。
私の場合は17時ごろ設定してその日の夜0:30ごろに反映されました。
反映が完了したら実際にLINEで話かけてみましょう。
入れた単語にたいして ~じゃないと返ってくれば成功です!
今回利用させてもらったサーバーアプリはソースコードが公開されていますので時間があれば web/index.php を自分の好みの内容に修正してみましょう。
https://github.com/CoachUnited/linebot-test
今回むっちゃシンプルにbotを作ってみて、ひとまず完成!てとこまでやってみたんですが、上記で全く分からない人間が初見で触って正味60分ってとこかなと。
「流行ってるよねー」で止めず、「割とカンタンにガワだけなら作れてしまう」なら・・・じゃあ何に活かしてどこに使うべきか。そしてそれはどの程度の手間(つまりお金)が掛かりそうなのか。
ちょっと発想のタネに使っていただければ。
触ってるだけでも例えば「これってウチの○○に…」なんて思いつきの促進にはなったりしますよー。