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2016年04月19日 08時24分 UPDATE

気球型基地局、ソフトバンクが初投入 携帯3社、熊本地震被災地で新技術活用 (1/2)

携帯電話大手3社が災害時の新たな通信技術を熊本地震の被災地に初投入している。ソフトバンクは気球基地局を打ち上げた。

[産経新聞]
産経新聞

 携帯電話大手3社が災害時の新たな通信技術を、熊本地震の被災地に初投入している。ソフトバンクは17日、気球基地局を打ち上げた。2機目も現在検討中だ。同様に、NTTドコモやKDDIも新たな災害対応型の新たな基地局の運用を始めた。東日本大震災の教訓を生かし、被災地の復旧を下支えする考えだ。

画像 ソフトバンクが初投入した気球基地局=17日、福岡県八女市(ソフトバンク提供)

 ソフトバンクの気球基地局は、直径約5メートルの気球を最大で地上100メートルの高さに設置設置する仕組み。地震の影響で携帯電話がつながりにくい地域でも、気球の周辺5〜10キロメートルの範囲で同時に200人が、ソフトバンクやワイモバイルの携帯電話で通話できる。

 17日には福岡県八女市の国道442号沿いで、第1号の基地局を打ち上げた。同所は福岡県から熊本県阿蘇地方の救援に向かう重要なルートで、携帯電話の通話が必要になると判断して場所を選定した。

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