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イスラエルとパレスチナの緊張が続くなか、エルサレムで路線バスが爆発して乗客など少なくとも１６人がけがをし、イスラエルの警察は、何者かがバスに爆弾を持ち込んで爆発させたテロ事件として捜査しています。

中東のエルサレムで１８日、幹線道路を走行中の路線バスで爆発が起き、このバスやすぐそばを走っていたほかのバスと乗用車が炎上しました。この爆発で、バスの乗客など少なくとも１６人が重軽傷を負って病院で手当てを受けています。
イスラエルの警察は、爆発がバスの後部の座席付近で起きたことなどから、何者かがバスの中に爆弾を持ち込んで爆発させたテロ事件として捜査を始めました。
エルサレムでは、２０００年代はじめにパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスによる爆弾テロが相次ぎましたが、バスを狙った爆弾テロは２００４年を最後に起きていませんでした。
イスラエルとパレスチナの間では聖地を巡る対立をきっかけに去年１０月以降、パレスチナ人がナイフなどでユダヤ人を襲撃する事件が相次ぎ、その場でパレスチナ人が射殺されるなどして、この半年で双方に２００人を超える死者が出ています。