2011年4月 4日

都庁前アクション 「天罰」暴言に怒り

週刊『前進』08頁(2482号7面3)(2011/04/04)

都庁前アクション 「天罰」暴言に怒り
 政治休戦を突き破り登場

(写真 「君が代」処分にNO!都庁前アクションで訴える根津公子さん【3月22日 都庁第2庁舎前】)
 

 3月22日午後4時半から都庁第2庁舎前で、町田教組、都障労組、河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会が呼びかけた「君が代処分にNO!」都庁前アクション第2弾が行われました。停電による電車の運休や放射能汚染の恐怖、学期末の多忙——厳しい条件が重なる中で、60人あまりが駆けつけて意気高く闘いぬきました。
 地震当日は小中学校も帰宅難民の宿泊所となった新宿教組を始め、すべての発言者が石原都知事の「天罰」暴言について「被災した労働者、農民、漁民を抹殺するものだ」「競争原理と強権の都教育行政と同じ」と激しく弾劾しました。
 「障害児」を普通学級へ全国連絡会世話人の北村小夜さんは「日本固有の領土論は『日の丸』を掲げて侵略を続けようという思想。今こそ国境のない世界を」と提起。琉球大学名誉教授の高嶋伸欣さんは、石原の「津波で我欲を洗い落とせ」という発言の奥にある日本地政学を鋭く批判し、「『あらゆる災害をのりこえた優秀な精神文化を持ち、太陽(日の丸)を国旗とする日本がアジアの中心に座るべき』という侵略思想の復活を許さない」と述べました。
 5時半からは第2庁舎会議室で都教委要請行動。多摩教組など4組合8団体が要請書を提出して「10・23通達」と不起立処分の撤回を求めました。「わが意に沿う人物で都教委を固め私物化している石原こそ我欲の塊だ」との発言に「そうだ!」と大きな拍手。最後に第2庁舎前で「『君が代』処分をやめろ! 石原は都知事を辞めろ!」とシュプレヒコールをたたきつけました。
 「政治休戦」の名による連合の一切の闘争放棄を現場組合員の職場からの決起で打ち破った画期的行動で、闘う団結を固めました。
 (投稿 M)