今朝ツイッターにこんな記事が流れてきた。
話の大まかな内容がわかる簡潔かつ読んでみたいという好奇心をそそるタイトルに惹かれ一気に読んだ。読後最初の感想は面白かったの一言につきた。
雑に要約すると嵐のコンサート(平日)が当たったため高校を早退してコンサートに行った(チケ代交通費宿泊費は自分のバイト代)。すると翌日にはコンサートに行っていたことが教師陣に知れ渡り生徒指導部に呼び出された。だけど全然後悔してない!だって嵐最高だったもん!反省文書かされたことも全部含めて高校時代のヤンチャな思い出!武勇伝武勇伝武勇伝デンデデンデン!!!!!!
ということです。
確かに読み物としては前後編合わせて20000字にも及ぶ大作で非常に面白かった。こんなにディティールまで書いてあるのに読みやすい。サクサク読めてあと味スッキリの文才に溢れた文章だった。わたしも初めてコンサートでの興奮、感動、全力でペンラを振りすぎて次の日筋肉痛になり幸せの痛みを噛みしめたときのことを思い出した。しかし、今回のブログはフィクションではないノンフィクションである。確かに高校は義務教育ではない。親の許可もあった。それでも学校を休んでコンサートに行くというのはわたしのなかで何だか腑に落ちなかった。しかも心の中にとどめておくならともかく全世界にそれを発信してしまう点も。わたしはこの類の件(学校を休んでジャニーズに会いに行くこと)ついては反対派である。もしかしたら時代に乗れていない石頭なだけで今時の中高生及び親にとっては特別問題視することではないのかもしれないが。
わたしが学生はまず学業そのあとにジャニーズと思う理由は大きくわけて2つある。
第1にジャニーズ事務所は所属アイドルに対して学業優先を説いている。大卒アイドルの先駆けとして慶應義塾大学の櫻井翔さんが挙げられるが今では大卒ジャニーズは珍しくない。大卒どころか小説家、気象予報士など皆アイドル活動の裏で自分の新たなアイデンティティを模索している。遊び歩いてチャラチャラとしたキャラをつけることも可能である。しかし今の子は真面目なのか皆勉強をすることで他のアイドルとの差別化、アイデンティティを得ようとしている。わたしは学業優先はファンに向けても言われていると捉えている。学業とは違うがときにアイドル自身からファンに向けて応援の形について語られたこともあった。嵐の二宮和也さんのコメント「ファンの人たちの働く目的が『嵐のものを買うため』に なっちゃいけないって僕らは思うんです。 モチベーションになるのはいいけど、主たる目的に なっちゃいけない気がする。自分で稼いだお金は その人自身に投資すべき。 」これは働いて稼ぐことに焦点が置かれたコメントであるが学業にも置き換えられるのではないだろうか。ジャニーズが学校へ行くため勉強するためのモチベーションになることは構わないが最優先のはずの学校を超えてジャニーズに会うことを目的に毎日真面目に学校に通って今まで休んでないから今日は休んでコンサート行くぞ!はおかしいのでは?と。
第2に学生であるという身。チケ代交通費宿泊費が自分負担であるといえども休んでいる学校の学費を払っているのは誰だ???Say!!!\親〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!/ですよね???まあ親が許しているならまあ問題ないのかもしれないが。わたしは学校どころか部活さえも休めないタイプだった。加えて家庭の方針として未成年だけで宿泊を伴う外出なんてけしからん!という家だったので中高の頃はジャニヲタとしては窮屈な思いをしていたのかもしれない。むしろ親がジャニヲタということもありコンサートは親と一緒に行っていた。大学に進学してからもどうも学校を休んでコンサートに行くということができなかった。学校にきちんと通うそしてそのご褒美にジャニーズがあると信じて疑っていなかったからだ。友達が授業を休んでコンサートに行くと聞けば「ありえない(真顔)。」の一言だった。今思うとイヤな奴でしかないわたし。そんなわたしも大学生活4年目。今のところ2回授業を休んでジャニーズの現場に行った。オタク友達にはどうしたの?と言われた。そりゃそうだ。あれだけ授業休んでコンサート行く奴悪!って言ってたくせにコロッと変わりやがった。ジャニーズ休暇〜〜と言いながら出掛けた。20歳超えたといえども絶賛親の庇護下で生きるわたし。今まで1800文字かけて書いてきたことの説得力が一瞬にして消えた感あるが。まあ中学生から高校生になるのも大きな変化だが高校生から大学生になるというのは更に大きな変化で未成年から成人になるというイベントがある。少し責任の感じ方が変わるのかなと思って勝手に納得してる。
今回の件。良くも悪くも反響が凄かった。学校を休むというスリルや憧れそして初めてのコンサートでの熱狂。それらを臨場感を持って書きまとめる才能。はてぶで新たな期待の星を見つけたことにワクワクしている。
とはいえ、ブログを読んで抱く感想は人それぞれである。若い!面白い!と思う人もいれば悪く言えば早退ではなくサボってまでコンサートに行くなんて…ジャニーズ事務所は…これだからジャニヲタは…という負のイメージを持つ人もいるだろう。公の場に向けて文章を書く難しさを感じた一件でもあった。
新規、古株、茶の間、多ステ…ファンの形態を揶揄する言葉は多くある。みんな好きという気持ちは同じなのにどれだけの期間好きか、どれだけお金をかけるか、どれだけ時間をかけるかなどわたしたちは生活の中心に好きの対象があればあるほど、お金や時間をかければかけるほど愛していると思ってしまう。愛は目に見えるものではないからお金や時間という目に見えるもを媒体として比べてしまう。そもそも比べる必要なんてないのに、優劣をつける必要なんてないのに。愛するって難しい。なんかこんなこと書きたいわけではなかったのにすごく壮大な話になってしまった。
つまり、あれよ、
今日も超ハッピー みんなバリハピ
70億のマルになろう~~~~~~
70億のマルになろう~~~~~~
ってことですよ。節度だの常識だの言ってもみんな持っているものさしの尺度は違うんだからいっそのことマルになっちゃおう~~~~!!!!ってわけです。意味わからないね、自分でも意味わからんわ。終わり!