|
一部分について異見を述べただけで、全否定されたかのように憤りを向けられるのも、心外としか言いようがないのですが…。
ここは一から十まで双手を挙げて賛成しないと“仲間認定”されない世界なんでしょうかね。
私の周りにも何人かROMがいながら、書き込む気にはなれないというのも、皆が皆、「些細なことですぐに敵味方の選別をしたがるところが気持ち悪い」を理由としているからです。
あなたの意見のこことここには賛同するけども、こことここはこういう理由で賛同できない――そういう冷静な議論を積み重ねていかないと、この板とて言論戦の砦にはなりえないと思いますが、まあそれも異論を持つ人はいるでしょう。
いずれにしても、ひかりさんの「執行部にご意見をされるお考えが浮かばなかったのか」は、私を含め、その時に怒ったメンバーが何をしたのかを知らないで言われていることだと思いますので、それはスルーさせていただきます。
で、生涯広布一筋さんの質問ですが、お答えになるかどうか分かりませんが、資料も記録も丁寧に保存しているわけではないので、思い出せることを熟々と書き連ねます。
私も毎日、板を見ているわけではないのですが、この件の書き込みがあったことを教えてくれたのは、今朝方、家内からでした。
「なんか、初めて知ったと大騒ぎになっているけど、今の人たちってあまり知らないのかしらね。あの時、大きな問題になったのにね~」と、世間話的に話してきました。
ちなみに家内は、ごく一般的な活動家ですけど、教宣活動に専門的に携わったことはありません。
第二次宗門問題の頃は、敵(いろんな連合体です)も学会を叩くのに必死で、それこそありとあらゆる「内部情報」を週刊誌等でさらけ出してきました。
東京からけっこう離れている土地柄か、記事が出ても会員の皆が皆、それに惑わされることはありませんでしたが、それこそ電車の中吊り広告そのものが爆弾となっていた頃で、「週刊誌に載っていたけど、どうなんだ」と騒ぐ会員も、少なからずいたものです。
AK(元)らの高額収入も、そうした形でさらけ出された情報の一つでした。
さすがにこの時は、騒ぐ人が多かったですね。「我々は生活を切り詰めて財務や活動費に充てているのに、この給料はなんだ!」「もう財務はしない」と、組織を挙げて、というよりも、どの組織にもこう叫ぶ人が少数はいた、という感じだったと思います。
この頃の税務署の公示は、たしか税の納付額を公表したもので、所得額は推定でしかありません。この記事が出た時との前後は憶えていませんが、AK(元)が何かのメディア(テレビだったような)の取材に応じ、インタビュアーから年収を突っ込まれて、ニヤニヤしながら「中小企業の社長ぐらい(正確な文言ではありませんが)」と答えたのも、会員の怒りの炎に油を注いだものでした。
なお、高額納税者は、当時、リスト化して冊子として販売されていましたし、大きい図書館なら閲覧もできたはずです。
で、怒った人たちは、散発的なものでしたが、アクションを起こした人も少なからずいました。
先ほど書いた財務の拒否もそうだし、職員の給与体系の公表を迫る人もいました。また高額納税者が幹部でもごく一部であったことから(確か1,000万円以上の納付者が公示対象だったと思います)、複数の所得源があるだろうと推察し、その内訳を公表するよう迫る人もいました。
私がどういう動きをしたかは、身バレになるので省略しますけど。
でもこうした動きは、結果として、何も変えられなかったと思います。
今のように査問や除名に即、結びついたわけではありませんが、それぞれの動きに対し、それなりに“善導”があって、竜頭蛇尾というか、自然消滅していきました。
私もある種の敗北感を憶えたし、その時以来、“S町不信”はずっと燻り続けています。
ただ、実際に給与体系の見直しがあって、首脳クラスの所得総額が下げられたとも聞きましたが、それが今に至っているのか、一時的な目くらましだったのかは分かりません。
自然消滅の背景には、それから程なく、高額納税者の公示が廃止になったことがあります。
表向きは、名前が公表された人に寄付などを集(たか)りに来るケースが後を絶たないこと、住所も公表されるため子女が誘拐の対象になってしまうこと(実際にありました)、などが理由でしたが、学会の中では、「S町首脳が公明党を動かして廃止させたのではないか」という噂がしばらくは消えませんでした(今でもそう思い込んでいる人もいます)。
なお、会員のレジスタンスの話は、我が地域でのみ見聞したわけではなく、当時、何でも話ができた大幹部から、全国の散発的な動きとして秘かに教えてもらったものです。
なので、昔の数字を、今あげつらっても、私は、何ももたらさないと思います。
やるなら、今の執行部の所得額の公開を求めるべきでしょう。
但し、その声を上げたところで、それが会内に燎原の火のごとく広がっていくかというと、私は否定的に見ていますが。
とりあえず、昼休み中の殴り書きで失礼します。
|
|