関電高浜1、2号、正式合格へ

老朽原発で新基準初 

2016/4/18 19:05

画像 関西電力高浜原発1号機(手前左)、2号機(同右)、3号機(奥左)、4号機(同右)=1月、福井県高浜町 運転開始から40年超の関西電力高浜1、2号機(福井県)が、老朽原発としては初めて新規制基準に正式合格する見通しとなったことが18日、関係者への取材で分かった。原子力規制委員会が20日の定例会合で、新基準に適合していると判断すれば、合格証となる「審査書」を決定する。

 ただ延長判断の期限となる7月7日までに、延長運転に特化した審査にも合格し、設備の詳細設計をまとめた工事計画の認可を受けなければならない。

 延長手続きが終わっても、実際に再稼働させるには設備の大規模工事などが必要となる。