ということで、昨日話題になった日本共産党品川地区委員長にして准中央委員というトップクラスのエリートであらせられます日本共産党衆議院東京第3区候補者、香西かつ介たんの炎上事件。本人も中央委員会もごまかすのに必死だが、実はこれ香西だけの問題ではない。

ことの背景にあるのは、日本共産党が震災ボランティアをやるときの募金の使い方にある。大震災が起きると共産党は震災ボランティアを派遣するが、その派遣費用を震災募金から出していたのが東北大震災時に問題になっていた。

どういうことかというと震災募金として集めたカネの中から震災ボランティアをやる専従党員の交通費と現地での生活費を出していたわけです。さすがに宿泊費まで出すと足が出るのか、やらなかったようですが。。。宿に泊まらせてもらえないので専従たちはテントで野宿していたそうです。

で、震災ボランティアに行かされた専従はたいがいが給与遅配6ヶ月とかいう人たち。要するに厳しい党財政の中では給料を払えないので、震災ボランティアに派遣すると何ヶ月か給料を払わなくてよくなって、その間震災募金で専従を食わせられる。すなわち震災があると共産党は専従職員の賃金コストダウンができるのです。震災焼け太りみたいなもんですな・・・元々やせているので太るとこまで行かないのが実際ですけどw

震災募金で専従にボランティアをやらせて給料代わりの生活費を与え、支給できない給与の穴埋めやっていたと言うことです。ちなみにこれを教えてくれたのは、故染谷正國氏。実は以前この方とはネット上でバトルをしていたのだが、その後いろいろありましてwww

既に亡くなられているので、共産党が圧力かけようとしても無駄だから公開します・・・生前ガンガン党批判をしていた人らしいので、公開が故人の遺志に反しているとも思えませんしw

染谷氏は元共産党国会議員秘書で、日本一新の会などに関わった後、晩年は沖縄で基地反対運動をしていた方。自身も東北大震災時にボランティアに行き。行った先で党員を見つけて様子が変なので「何やってるの?」と聞いたら、かくかくしかじかと・・・染谷タンは非常に同情し、オレが生涯をかけて仕えた共産党はこんな政党だったのかと密かに涙したのだった。もちろん染谷たんは党を批判してその声は党の耳に入っている。

で本題に戻ると、香西は2011年から品川地区委員長になっている。震災ボランティア派遣の意志決定を行う立場にいて、おそらく地区委員会財政の都合で上記の専従の給与を減らすテクニックを使って震災募金からボランティアの活動費を捻出していたのだろう。で、それを悪いことだとは全く思っていなくて、正直に書いてしまったと言うことだと思われる。

というのも、共産党の地区委員会の専従職員のボーナスは、もともと自分たちで集めてくる。すなわち党員や支持者の寄付を集めてきて、その中から自分たちのボーナスを支給する。震災募金も給料も同じく寄付で集めるもんだから、そのあたりの感覚が元々麻痺しているのである。

で、実は党本部もこれは問題だと思っていたようで、事態を知ると内々にこういうことをするなと注意はしていたと記憶しているのだが、5年前の震災のことなど共産党のトップクラスのエリートである香西は既に忘れてしまっていたのだろう。

 中央委員会は、当然今回の事態に怒っているはずで、衆議院東京3区候補者、降ろされるかも知れないねぇ・・・いや、総選挙でも野党共闘やるなら問題なくても真っ先に降ろされるけどもw。