今までは、仕事の話を聞かれることはありましたが、今日は仕事抜きの話を!!
「ぼくさんって、朝起きるの辛い時とかないですか?」
あまりに唐突!何の前触れもなく、突如ぼくに話しかけてくるではありませんか!
ぼくは必死に緊張と興奮を抑え、返答を頭に巡らせます。
(ここで下手な返答をすれば、もう2度と話しかけてはくれまい!)
ぼくは寝起きはいい方です。起きるのが辛くて、布団から出られないなんてことはまずないです。
仕事が嫌で布団から出たくない時は、多々ありますが。
ここは朝に強い先輩で行くか!それとも、朝辛いのに共感した方が話が膨らむか!
あまり悩んでいても、反応が悪いと思われて、会話の機会が無くなる!
こういう時はレスポンスが大事だ!
「ぼくは朝強い方だよ。」
なめらか!なめらかプリン!ナイスな返答です!
スクラッチする事なく、すんなり言葉が出ました。100回に1回有るか無いかの奇跡ですよ!
会話成立!
「やっぱり!そうだと思ってました!」
彼女はぼくのことを、日々常々考えていたのか!なんてことだ!
「なんで、そう思うの?」
ぼくの声帯にクレ556を吹き付けられたが如く、言葉がなめらか!
もはや、コミュ障を脱したのではないでしょうか。
そして、女子との会話というのは何と楽しいことか!ワクワクが止まらない!
「ぼくさんって、血圧高そうじゃないですか!だから朝強いかなって!」
まるでひまわりのような笑顔。何の悪気のない、屈託のない笑顔で彼女はそう言い放ち、去って行きました。
まあ...低血圧だと朝弱いっていうもんね。ぼく、太ってるから血圧高そうに見えるんだね。実際高いけど。血圧高いと朝強いのかな...。
彼女、そんなこと思って過ごしてるんだ...。
悪意はないんだろうな。きっと。
血圧高いと朝強いんでしょうか?