実家で自宅警備を任される『あっぷ』
テクテクテク
おい!テーブルの上を歩くな。
「お!セミにゃん!」
ミーミミミー!
「お?お?お?お?お?お?」
おい!やめろ!
オカン!上から親父を撮るのはやめろ!
『カツオ日記』
「猫とか連れてくんなよ~!」と嫌がっていた親父。
今では『家族の一員』という新聞のペットの写真コーナーに応募するほど溺愛している。
昔の親父を思い出す。眉間にシワを寄せて怒る顔しか出てこない。
高校まで会話した記憶がない。
「あっぷ~?あっぷ~?」と隠れているあっぷを探して家の中をウロウロする親父を誰が想像できただろうか。
丸くなったなぁ。
ぐぅ~
完