外国人対象の避難所 熊本市が開設

今回の地震で被災した外国の人たちを支援しようと、熊本市では外国人を対象にした避難所が開設されています。
この避難所は17日から熊本市が開設したもので、熊本市中央区にある「熊本市国際交流会館」には、現在、中国や韓国、カナダ、それにバングラデシュなど9か国の人たちおよそ40人が避難しています。
避難しているのは、いずれも熊本市在住の人たちで、国際交流会館の職員20人余りが交代しながら食料や毛布などを手配したり、災害情報を英語と中国語に翻訳したりして対応しています。
先月、実習生として中国から熊本市に来た29歳の女性は「地震は本当に怖かった。日本語が分からなくても、食べ物や水の提供場所など職員が教えてくれて助かっています」と話していました。
また、子どもを連れたバングラデシュ人の母親は「ここは安全で食料やミルクも提供してくれるので、日本の方には感謝しています」と話していました。