今回も歴史遺産がとても多いウェールズの代表的なお城をご紹介いたします。そのお城は北ウェールズにある美しいカナーヴォン城で、皆さんもご存知の有名なアニメ映画に出てくるお城のモデルになったと言われています。
場所は矢印の部分のぽつっと飛び出た根元付近にあります。
それではカナーヴォン城の世界にご案内いたします!
お城まわりの海がきれいだ
海がきれいですね~のんびりしていて癒される~
ほんとうに絶景だなあ。あちらは大西洋で、こちらは海峡だよ。
えっ、川じゃないんですか?
メナイ海峡と言って、グレートブリテン島とアングルシー島の間にあるんだ。
あっ、お城が見えてきた。いってみましょう!
世界遺産でプリンス・オブ・ウェールズの舞台
お城を観る前に、お城の歴史について話しておこう!歴史を知ってからお城を見るとより楽しめるからな。
これまで見てきたビューマリス城とコンウィ城と同じように、カナーヴォン城もウェールズを征服したイングランドのエドワード1世によってウェールズを監視したり威厳を示すために1283年に建設されました。
エドワード1世の息子エドワード2世は、このカナーヴォン城で生まれたんだ。ウェールズで生まれたウェールズ語しか話さない王子ということで、エドワード1世はプリンス・オブ・ウェールズの称号を息子に与え、事実上イングランドはウェールズ王の名をウェールズから奪ってしまったんだ。
んー、ウェールズの人にとっては複雑な気持ちがあるお城なんですね~
旧カナーヴォン城はもともとは少し離れた場所にあり、ローマン時代の1世紀頃に要塞として建てられ、セゴンティウム城と呼ばれてたんだ。エドワードはこのお城の建築材を壊し取り、カナーヴォン城は建てられたそうだ。
ますます複雑な・・・・
暗くなってしまったが、気を取り直して歴史を知ったところでお城に行ってみよう!
はいっっ・・・
映画の舞台となった洗練された美しい要塞城
賑やかな街で、ウェールズの旗一色ですね。
イギリスでもウェールズと言う異国にいる感じが強くするな。
ウェールズはイングランドに征服された歴史があるけど、今はウェールズに戻っていますね。何だか元気が出てきました。
いや~大きいですね!要塞で威圧的な感じはしますけど、円筒でなく精巧な多角形で色も白っぽくて洗練されてる、って感じがします。このお城すきですね
良いところに気がついたね。アサオ君、君はなかなかの感性をもっているなあ。十字軍に参加したエドワード1世が見たコンスタンティノープル城を参考にしたところ言われているんだ。
ひゃー、高いっ、、、この場面どこかで見たような・・・
気がついたかね、そうなんだよ、「天空の城ラピュタ」に出たお城のモデルになっていると言われているんだ。
パズーがシータを助けに行く場面ですか?カナーヴォン城に似てますね。あのシーン、ドキドキし過ぎて汗ダクになっちゃいました、、、
ここから眺める海ところ海峡の景色は最高だなあ!反対方向の緑が広がる田舎風景も最高だ!
本当にラピュタの世界にいる気がしますね!!
纏め
複雑なな歴史的な背景や物語があるお城ですが、現在はその背景と自然と調和し美しい姿を見せてくれます。その思いを胸に実際にお城に訪れると感慨深く楽しむことが出来ると思います。
もっと知りたい方はウェールズ政府のサイトをご覧ください。
最後まで読んでくださり有難うございました。
<キャスト。名前が決まりました>
課長:ワタル・ザ・カール
部下:アサオ・ザ・フール
部下の先輩:ジェイムズ・ザ・クール