避難所で女性死亡 搬送も相次ぐ 疲れなどが原因か

今回の一連の地震で、避難や相次ぐ地震による過労やストレスによって体調を崩し、病院に搬送される人が相次いでいます。阿蘇市では、避難所のトイレで女性が倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたが、その後死亡が確認されました。
NHKが熊本県内の消防に取材したところ、地震のあと避難所で体調を崩して病院に搬送されるケースが、阿蘇市や益城町、それに宇城市や八代市などで相次いでいることが分かりました。
このうち、阿蘇市では、避難所になっている施設のトイレで、17日の午前10時前、女性が倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたが、その後死亡が確認されました。
女性は阿蘇市内に住む70代で、16日の未明に起きた地震のあと、娘と一緒に避難してきたということです。女性は地震で目立ったけがはなく、その日の夜も体調に異常はありませんでしたが、翌朝、避難所の施設のトイレで倒れているのが見つかったということです。阿蘇市は避難や相次いだ地震による過労やストレスが原因の可能性もあるとみて、調べています。
また、宇城市では、16日の地震からおよそ6時間後に80代の女性が避難先の小学校で脱力感を訴え、意識がない状態で病院に搬送されたということです。