益城町の建物62% 倒壊のおそれある「危険」の判定

益城町の建物62% 倒壊のおそれある「危険」の判定
震度7の揺れを観測した熊本県益城町で17日、専門家が被災した建物の危険性を判定する応急危険度判定を行ったところ、62%の建物が今後の地震などで倒壊するおそれがある「危険」と判定されました。
国土交通省によりますと、益城町では17日にボランティアの建築士などおよそ60人が、被災した住宅などの危険性を判定する応急危険度判定を行いました。
その結果、334棟の建物のうち62%に当たる209棟で、今後の地震などで倒壊するおそれがある「危険」と判定されたということです。また、建物に入る際に注意するよう促す「要注意」は、26%に当たる87棟でした。被災の程度が小さく建物の使用は可能だとする「調査済み」は、11%に当たる38棟でした。
国土交通省によりますと、判定は18日も益城町で続けられているほか、今後、南阿蘇村など被害の大きかった市町村で順次、行っていくことにしています。