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都、蚊の調査開始 九つの公園などで

感染症の調査のため、蚊を捕獲する作業員ら=東京都渋谷区で2016年4月18日午前10時36分、小川昌宏撮影

 東京都は18日、蚊を捕まえて感染症ウイルスを持っているか検査する調査を都内九つの公園・庭園で始めた。従来のデング熱に加え、今年は初めてジカ熱のウイルスについても調べ、感染予防に生かす。

 利用者やイベント開催が多い代々木公園(渋谷区)、上野公園(台東区)などで調査。11月まで定期的に、ドライアイスを使って蚊を誘う採集器や虫捕り網で、デング熱やジカ熱のウイルスを媒介する可能性があるヒトスジシマカを採取し、個体数やウイルス保有の有無を調べる。

 調査は、2014年に代々木公園周辺で蚊に刺された人がデング熱に感染したことを受けて始まった。今年は、南米で流行し2月の世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言後に国内でも感染者が確認されたジカ熱も対象に加えた。

 この日、代々木公園では、都の委託を受けた業者が虫捕り網で蚊を捕獲しようとしたが、個体は確認されなかった。たまった雨水も調べ、幼虫のボウフラがいるかどうかも調べる。

【林田七恵】

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