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揺れ、停止基準下回る「安全上の問題ない」

 原子力規制委員会は18日、熊本地震を受けた臨時会合を開き、地震の揺れが周辺の原発の自動停止基準をいずれも下回っていることを確認した。田中俊一委員長は「今は安全上の問題はない」と述べた。

 各原発で観測した揺れの最大値は、九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)8.6ガル(ガルは加速度の単位)▽同玄海原発(佐賀県)20.3ガル▽四国電力伊方原発(愛媛県)10ガル▽中国電力島根原発2ガル。電力各社の保安規定では、原子炉を自動停止する設定値が水平方向で140〜190ガル、鉛直方向で70〜90ガルで、いずれも基準に達しなかった。国内で唯一稼働中の川内原発は、現在も運転を継続している。

 規制委は川内原発の安全審査で、熊本地震の震源の布田川(ふたがわ)・日奈久(ひなぐ)断層帯が起こす地震の想定規模をマグニチュード(M)8.1で評価し、「川内原発への影響はない」としている。今回の本震はM7.3で、想定より小さかった。【酒造唯】

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