「新しい人生を切り開きたい!そのために何か資格が欲しい!」、そんなあなた。でも世の中には情報があふれすぎていて、一体なにを信じたらいいのか…。
そこで、「稼げる資格」編集長を務める資格の専門家・乾喜一郎さんに、おすすめの資格をピックアップしてもらいました。
今回は第一弾として、「社会保険労務士」をご紹介。注目の理由から取得のためのポイント、永く稼げるためのコツまで、 一気にお教えします。
乾 喜一郎(いぬい きいちろう)
医療や会計の定番国家資格から、知る人ぞ知る手に職系資格まで、600以上の資格に精通する、資格専門誌「稼げる資格」編集長。
また、就職・転職・進学など、20年以上にわたって一貫してキャリアに関する分野に関わり、これまで記事で取り扱ったライフヒストリーは4000例以上にのぼるため、資格取得後の活用法にも知見が深い。
文部科学省「社会人学び直しプログラム委員会」委員。
GCDF-Japanキャリアカウンセラー資格取得。
人事・労務のスペシャリストになれる国家資格
制度改定が続き、コンサルティングの比重が高まる
「稼げる資格」編集長の注目ポイント
業務は社会保険手続の代行や年金相談だけではありません。雇用形態の多様化による労使トラブルの増加やメンタルヘルス対策、また福利厚生面でも企業や経営者が人事・労務の専門家を求めているため、近年はコンサルティングの比重も増えています。資格を名乗るのに必要な2年以上の実務経験がない場合、全国社会保険労務士会連合会主催の「事務指定講習」を受講し、修了することで実務経験を補うことも可能です。
どう稼ぐ?
ADR法(裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律)の成立により、特定社会保険労務士(一定の範囲の裁判外紛争における代理権をもつ)を付記することで業務範囲も拡大している。社会保険労務士法人の設立も可能。
どう学ぶ?
02年以降、受験者数は4万人を超え、10年の5万5445人をピークに、その後は落ち着いてきた。合格率の過去最高は07年の10.6%(社会保険労務士試験オフィシャルサイトより)。スクールで受験ノウハウを学ぶのが合格の近道。
どんな資格?
人事・労務管理の専門家として厚生労働省が認定。全国社会保険労務士会連合会試験センターが実施する国家試験に合格後、2年以上の実務経験を経て、同連合会の社会保険労務士名簿に登録されることで資格を名乗ることができる。
認定団体
厚生労働省
*1
受験資格
短大・高等専門学校卒業以上ほか
目安となる取得期間
1 年~ 4 年
いかかでしたか?あなたにとって「社会保険労務士」は、新しい人生を切り開けそうな資格でしたか?
更に、この資格を取得した人が実際にどう稼いでいるかを知りたい方は、現在発売中の『稼げる資格2016』に掲載されている活用実例インタビューをチェック!
構成/文 ケイコとマナブ編集部
※この記事は2016年2月時点での情報です