【北京時事】中国江蘇省常州市の常州外国語学校(中学校)で、昨年9月に新校舎へ移転後、生徒493人に皮膚炎や湿疹、気管支炎、白血球減少に伴う異常などの症状が見つかり、リンパがんや白血病などの悪性疾病を患う深刻なケースもあったことが分かった。
新校舎に隣接する土地には、かつて三つの化学工場が稼働しており、土壌や地下水に染み込んだ毒性の強い化学物質が影響しているとの見方が強まっている。国営中央テレビが17日伝えた。
昨年末ごろから生徒が相次ぎ不調を訴え、病院で検査したところ、641人のうち493人に異常が見つかった。化学工場があった場所で地下水と土壌を調べると、基準値をそれぞれ9万4700倍、7万8800倍も上回る毒性の強いクロロベンゼンが検出された。学校内の教室や宿舎などの空気中からも、ベンゼンやトルエンなどが測定された。
化学工場の元工員の話では、工場では猛毒物質を扱っていたが、作業の手間を省くため、廃水を工場の外に直接垂れ流し、廃棄物は地下に埋めていたという。衛生問題の専門家は「これら汚染物質は発がん性があり、長期的に接触したら白血病やがんなどにつながる」と述べ、生徒の異常は化学工場と関係していると指摘した。
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