- とりあえずやりたいことがあった
- やりたいことをやるために最適な場所を探した
- 入社したてだし・・・というのは関係ない
- 仲間があつまる
- 上司、権限者の理解を得る
- 通常業務に120%のチカラを注いで、残りをやりたいことに使う
どうも、ひとり部長です。
今朝、こんな記事が飛び込んできたので、慌ててエントリーします。
SONYへ入社し、1年目でスマートウォッチの開発を任された、對馬哲平さん。
何だか僕と同じ匂いがします。
普通、新卒で入社したやつが新規開発とか新規事業とか、新規製品とか、とういうものには手を出させてもらえないはず。
ほとんどの企業で「新入社員はまず先輩から教えてもらえ」「黙って3年働け」なんて言われながら、一部の才能を潰してしまっている中で、彼はどうしてこんな挑戦ができたのでしょうか。
しかも大企業ですよ。
まさに、僕がテーマとしている「大企業病の中で新しいことをやる」ためのメソッドがここに詰まっているはずです。
とりあえずやりたいことがあった
学生時代からアイデア自体は持っていました。
と語る對馬さん。入社する前から「何かしたい!」と思っていることはとても重要なことです。
何もしたいものがなければ、そのまま「従う」だけの人間になってしまいます。そもそもの意識が違いました。
やりたいことをやるために最適な場所を探した
アイデアを思いついたときに、まず時計メーカーか電機メーカーで迷いました。でも、こういった商品を一つの企業で作るには限界がある。当時は、時計メーカーは電機周りを作れる人が少ないのではないかと考え、そこで電機メーカーでいろいろな会社と組んで商品やサービスを展開している会社はどこかと考えた結果、ソニーだと思いました。
大抵の人が行う就活はとりあえずネットで調べてよさげな会社を探す。
僕もそうでした。たまたまやりたいことをやらせてくれる会社だったので運が良かっただけです。
彼は、自分でやりたいことをやる場所を冷静に考え、最後はソニーを選びました。中小企業の機動力よりも、大企業の社内リソースを選んだわけですね。
入社したてだし・・・というのは関係ない
「本当は入社して3年くらいはちゃんと勉強して4年目くらいからできればいいかなと思っていました。(略)」
僕もそうでした、数年はとりあえずがむしゃらにやって認められて(発言権を得て)から好きなことをやらせてもらおうかなんて考えていました。
しかし、そんなことは関係ない。やりたいことがあったら、行動し、発言し、行動し発言するだけ。
ソニーはたまたま入社して3ヶ月好きなものを「とりあえず」作ってもよいという素晴らしい研修期間があったんですね。ちょっと羨ましい。
そうすればどうなるかというと、
仲間があつまる
「たまたま話した同期デザイナーの子が、話した次の日にターゲット層や世界観などをまとめた提案用のスライドを用意してくれたんです。そこからその子を含めた同期3,4人で就業時間後に集まって、放課後活動的に製品をブラッシュアップしていきました」
ワンピースのルフィになるということです。
俺は海賊王になる!とばかりに、「俺はやりたいことをやるんだ!だから仲間になってくれ!」と叫ぶと、自然と人が集まってきます。
僕の場合、社内にいなかっただけで、小さな会社は外から集めてくればいいのです。大きな会社では人がたくさんいますから、仲間が得られやすいでしょう。一つのメリットでもあります。
上司、権限者の理解を得る
「先輩方の助けはかなり大きかったです。その頃から毎日昼休みに先輩社員を捕まえてプレゼンをしていました。すると『コスト構造はどうなってるの?』『販路はどうするの?』といった具合に突っ込んでいただけるんです。それぞれの問いに対してカウンタースライドを作るというのをおそらく100人くらい繰り返しました。すると、出てくる質問対して基本的には答えられるようになり、プレゼン資料も200枚くらいのしっかりしたものになっていったんです。」
何度も何度もプレゼンを繰り返して、承認を得る。必ず経なければならないところです。ここが一番大きな壁になります。
これを乗り越えるのは、熱意(ルールをはみ出してゴリ押す力)と、仲間(他人の評価)です。必ずここでメンターを得なければいけません。
ここは語られていないので、彼と一緒にお話でもしたいですね。
通常業務に120%のチカラを注いで、残りをやりたいことに使う
上司の課長に『僕はどうしてもこれを作りたいんです。だから通常業務の何割かの時間をこれに使わせてください』とお願いしたんです。すると『いいね、是非それをやりなよ』と、粋な計らいで業務の時間を割けるようにしてくれたんです。この部署に移るときも温かく送り出してくれました
僕の場合、はじめから「新規事業やれ」ということだったので、通常業務がこれでした。なので120%新規事業に費やすことができたわけです。
普通ならこんなことはありえませんので、通常やらなければならないのは、既存の事業活動に120%の力を注ぐことです。そうすれば「お前他にやることがあるだろう」と言われずに新しいことにどんどん挑戦することができます。
僕は、彼に会いたい。どうしても会いたい。
これを読んでくれたら、連絡ください。
読むわけないかwww