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2万人態勢へ 自衛隊、警察、消防の派遣増強

生き埋めになった人の救出作業をする警察官ら=熊本県益城町で2016年4月16日午前8時15分、宮武祐希撮影

防衛省が陸海空3自衛隊混成の「統合任務部隊」

 政府は16日、地震被害の拡大を受け、救助などにあたる自衛隊、警察、消防の派遣を増強することを決めた。自衛隊はこれまでの2000人規模から同日中に1万5000人規模に増やし、17日にも2万人態勢にする。

 防衛省は16日未明、陸海空3自衛隊による「統合任務部隊」を編成した。災害派遣での同部隊設置は東日本大震災、伊豆大島土砂災害に続き3例目。陸自西部方面総監部に指揮系統を一元化する。

 また、現在1800人規模の警察官の派遣隊を約1250人増員。消防も派遣要員を倍増し、2700人規模にする。医療チームの増強も準備している。

 安倍晋三首相は16日午前、この日2回目の非常災害対策本部会議で「今夜から九州地方では天候の悪化が予想され、土砂崩れなど2次被害も懸念される。日中が勝負だ」と述べ、迅速な救助活動を指示した。首相は同日予定していた熊本県の被災現場の視察を中止し、17日の衆院北海道5区補選応援も見送った。【松井豊、町田徳丈】

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