菅義偉官房長官は17日の臨時記者会見で、熊本地震の影響でこれまでの死者が合計で41人になったと説明した。「熊本県を中心に重傷者193人、軽傷者826人を把握している」と述べた。そのうえで「警察、消防、自衛隊などを最大限投入し、2万5千人規模の態勢で被災者の救助に万全を期していく」と強調した。特に被害が集中している熊本県南阿蘇村で重点的に救助活動を実施する考えを示した。
菅長官は「電力は約7万6千戸で停電。ガスは約10万5千戸で供給停止。水道は27万5千戸で断水している」と述べた。
また米軍による物資輸送でオスプレイを使う可能性があるとの認識を示した。「物資の輸送であれば、当然調整の中に入ってくるのではないか。具体的な報告はまだ受けていないが、調整中だ」と話した。