本田は新監督の下でポジションを掴めるか。試行錯誤の新体制…突然の布陣変更には戸惑いの声も

2016年04月17日(Sun)13時03分配信

text by 編集部 photo Getty Images
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ブロッキ新監督から熊本へメッセージも

 その上で、本田の挽回を待ちたい。プロ意識の高い彼のこと、今回の展開によほど呆れていなければしっかり練習をするだろう。ブロッキ監督の言う4-3-1-2には全体のコンパクトネスが不可欠だが、DFラインは高く保てるのか、中盤は走れるのか、FWは守備もするのかなどいろいろ不安も大きい。本田のバランス感覚が必要とされる展開となることを願いたい。

「練習中、(主力ではない)別のチームからも重要な示唆を得た。明日先発しないメンバーからも貢献を期待するし、先発に入るメンバーもこれで自分の座は安泰だとは思って欲しくない」と指揮官は語っていたが、その言葉が真実であることを期待したい。

 なおブロッキ新監督は、今回の熊本地震についてのメッセージを会見の冒頭で語っていた。

「悲劇に見舞われた日本の皆さんに衷心よりお見舞いを申し上げます。我われには日本人のスタッフが2名おります。したがって今回のことを覚えずにはいられません」

 災害は、イタリアでも大きく報じられています。被害のほどが案じられ、憂慮申し上げております。被災された方々におかれましては、損害の軽微と一日にも早い復旧をお祈り致します。

(取材・文:神尾光臣)

【了】

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